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貿易とは? 貿易のタイプや今後の動向について

貿易についてわかりやすく解説する記事中のイメージ画像です。港に停泊したコンテナ船の遠景です。

貿易の定義と種類

貿易とは、外国企業との商品売買で、他国へ販売することを輸出といい、反対に他国から購入することを輸入といいます。

貿易の種類には、直接貿易、間接貿易、委託貿易、三国間貿易(仲介貿易)などがあります。直接貿易は、文字通り輸出者と輸入者が直接貿易を行うことで、間接貿易は、商社などを経由しての貿易です。委託加工貿易は、外国に原材料や資金等を提供して加工させ、加工された製品を輸入する方式です。三国間貿易(仲介貿易)は、例えば日本企業が中国製品を米国企業へ販売する場合、売買契約は日本企業と米国企業が行われますが、貨物は中国から米国へ直接輸出するような貿易です。

日本の貿易構造とは

日本の貿易構造として、加工貿易と水平分業型貿易があります。日本は資源が少ないので、例えばオーストラリアから鉄鋼石を輸入し、製鉄所で鋼板を作り、自動車会社で加工して輸出するような加工貿易とよばれる貿易が主流でした。自動車の他に、コンピューター・家電製品・カメラなどがあります。しかし、最近では水平分業型貿易が増えています。スマートフォンを例にとると、米国で設計されたものを、台湾企業が中国で生産しますが、その中国工場の機械設備は日本から輸入され、製品に組み込まれる半導体は台湾や韓国から輸入されます。中国で生産された製品は世界中に輸出されます。

貿易のメリットとデメリット

貿易のメリットは、新しい市場を獲得できることです。輸出によって国内市場の何倍もの海外市場を獲得することができます。また輸入によって日本にない新しくて安くて良い商品を扱うことができます。貿易は新しい市場を広げるチャンスにもなりますが、デメリットは国内取引に比して、多くのリスクに接することです。為替変動リスク、長距離輸送による損害リスク、相手が見えにくいために生じる信用リスク、制度習慣の違いによる意思疎通のリスクなど、国内取引にはないリスクが発生します。

リスクを回避して安全で安定した貿易をめざす

為替変動リスクには、銀行で為替予約をすることによってリスクを減らすことができます。また長距離輸送によるリスクについては、損害保険会社の外航貨物海上保険によってリスクを回避できます。信用リスクについてはダン・レポートなどの信用調査を活用することが必要です。また相手先とメールなどによって注意深く確認し合いながら取引を進め、頻繁に覚書や契約書を作成する必要があります。リスクを回避して、安全にビジネスチャンスを広げることがポイントです。

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