KOMPASSとは?貿易に役立つ世界のB2Bデータベースの使い方
KOMPASSのデータベースを紹介
海外の取引先候補を探そうとして途方に暮れたことはありませんか?
市場調査レポートが発行されていない分野では、宣伝以外の情報を検索で探すのは困難です。
そんなときに役に立つKOMPASSのデータベースを紹介します。
KOMPASS社が提供するのは世界のB2Bの企業ディレクトリー。
オンラインで検索できて、取引先開拓や市場調査で頼りになる情報です。
企業ディレクトリーとは?
企業ディレクトリー、もしくは企業情報データベースとは、会社の事業内容や連絡先が掲載された名簿のようなもの。
主に取引先開拓のための候補を探す場面で使われます。
このほか、市場調査でどのようなプレイヤーがいるかを調べたいときや、会社の概要をざっと知りたいときにも役立つ情報源です。
海外でも地域ごとのディレクトリーや国際的なデータベースがあり、輸出・輸入に活用可能です。
KOMPASS(コンパス)とは?
Kompass International社が提供するデータベース ”Global B2B Online Directory” は、B2Bに特化しているのが特徴です。
B2BとはBtoBとも書き、Business to Business、つまり会社から会社への販売のこと。
「世界71カ国約4300万社の企業情報を収録(略)2019年11月現在」(JETROホームページより引用)していて国際機関でも使われる国際的なデータベースです。
本社はフランスで、世界中に拠点があり、60年以上の歴史を持っています。
KOMPASSのデータベースはどこにある?
KOMPASSのデータベースはオンラインで検索できます。
世界各国の言語に対応。日本語にも対応しています。
国際版サイトKOMPASS Internationalはこちら→ https://www.kompass.com/
日本向けのサイトはこちら→ https://jp.kompass.com/
グローバル版のページ内容の方が充実している印象がありますが、日本語を選択すると日本向けサイトに切り替わります。
日本向けページの使い方は?
日本向けページを開くと自動翻訳らしい文章や文字化けが目につきます。どうすれば使えるのでしょうか?
残念ながら日本語はあまり当てにできませんが、データベースは利用可能です。
ページの右上にある国旗マークで ”English”(英語)を選択すると、文字が正しく表示されます。
日本語/英語を切り替えて日本語を参照しながら使うのがおすすめです。
尚、日本語は表記がバラバラなので、検索するときには英語で入力してください。スペルはイギリス英語に対応しているようです。
KOMPASSに掲載されている情報
KOMPASSのデータベースには企業の情報として以下のような情報が掲載されています。
・住所・電話番号・メールアドレスなどの連絡先
・商品・サービスのカテゴリー
・設立年・従業員数・CEOなどの会社情報
・工場などのロケーション
・ISO9001、ISO14001などの認証
・売上高
自社や自社製品の登録も可能
KOMPASSには代表的な企業などの情報が収集・掲載されているほか、自分で自社情報を登録して掲載することも可能です。
売りたい商品、買いたい商品の情報も登録されています。
KOMPASSデータベースの使い方
KOMPASSデータベースで会社を探すには、トップページの上部にある検索ボックスを使うのがおすすめです。
会社名から探す
会社名が分かっていれば、検索ボックス左のドロップダウンメニューで ”Companies” を選択。左のボックスに会社名、右のボックスに地域(任意)をアルファベットで入力し、虫眼鏡マークを押すと、条件に当てはまる会社が表示されます。
探している会社を見つけたら、会社名をクリック。コンタクト先などの詳細を確認できます。
商品ジャンルから探す
新しい取引先を探したいときには、ドロップダウンメニューで ”Activity” を選択。左のボックスに商品ジャンル、右のボックスに地域(任意)をイギリス英語で入力し、虫眼鏡マークを押します。
(イギリス英語では、jewelry→jewellery に、fiber→fibre になるので注意!)
商品ジャンルや地域名は登録されている名称を探しながら検索してみてください。
結果が多い場合は、絞り込み条件を指定。
表示された会社をクリックすると、詳しい商品・サービスを確認できます。
候補企業リストを作る
検索結果を取引先候補企業リストにすることもできます。有料ですが表の形でダウンロード可能です。
候補企業リストを作ったら、詳細をそれぞれの企業のWEBサイトや開示情報などで確認して対象を絞り込み、相手の会社にコンタクトします。
財務情報の閲覧など有料サービスも用意されています。
売りたい商品の登録
登録されている商品の検索もできます。
ドロップダウンメニューで ”Products/Services” を選択し、左のボックスに商品ジャンルを英語で入力して検索します。
会社情報とは違い、世界の製品情報を収集しているわけではありませんが、希望する商品が掲載されていれば売りたいサプライヤーと直接コンタクトが可能です。
輸出ビジネスなどで販売先を探している場合には、自社ならびに自社製品を登録して、取引先を探すことができます。
買いたい商品のリクエスト
買いたい商品のリクエストを掲示する “Contact+ Service” もあります。
輸入ビジネスなどで商品を探している人がリクエストを出せるサービスです。
サプライヤーはリクエストをチェックしてバイヤーにコンタクトすることができます。
世界70か国以上の人が集まるビジネスマッチングサービスです。
KOMPASSを使ってみよう
Kompass International社が提供するデータベース ”Global B2B Online Directory” とは、B2Bに特化した企業情報データベースです。
世界の会社情報が検索できるので、輸出・輸入の取引先開拓や市場調査で頼りになります。
JETROや国会図書館のWEBサイトでも紹介されている代表的なデータベースです。
一度アクセスして、どんな情報が掲載されているか確認してみてはいかがでしょうか。
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