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個人輸入のよくあるトラブルは?主な原因と対応方法を解説

個人輸入はトラブルが多い?

海外のインターネットショップで購入する個人輸入が注目されています。
日本未上陸の素敵な商品や、日本では高額な海外ブランドが、ポチっとクリックするだけで直接購入可能です。
でも「個人輸入はトラブルが多そうで怖い」という方もいるでしょう。
どんなトラブルがあるのか、主な原因・理由と対応方法をご紹介します。

トラブル1:荷物が届かない!

「購入から1週間経つのに荷物が届かない……」
個人輸入でいきなり不安になる場面です。
しかも、荷物の追跡番号で調べても結果が出てこない、なんてことも。
「詐欺!?」と疑う前に、荷物が届かないのにはいくつかの理由が考えられます。

時間がかかる

荷物は海外から届くため、長距離輸送や輸出・輸入の手続きに時間がかかります。
配達までの日数の目安は、DHLなどの国際宅配便やEMS使用で数日間。それ以外なら1週間以上、船便なら数カ月です。
悪天候やストライキなどがあるともっと遅くなります。
まずはショップに荷物が今どこにあるか問い合わせてみましょう。

通関で引っ掛かった

日本の輸入手続きで時間がかかることもあります。
輸入禁止品やこのままでは輸入できない場合には税関から連絡が来ます。指示に従って手続きするか、放棄を選択してください。
販売目的の輸入の場合には多くの品目で許認可が必要です。

追跡番号で追えない理由は?

ショップから商品が届くまでには、トラック→飛行機→トラックなど、いくつもの輸送方法を経由します。
会社によってはシステムに対応していない場合や反映が遅れる場合があるのです。
荷物が遅れていてどこにあるか分からないときには、ショップに問い合わせてください。

トラブル2:破損

「届いた商品が破損していた」というトラブルもよくあります。
輸入の輸送は、空港での積み替えや、雨ざらしの状態での保管などがあり、衝撃による破損や水濡れのトラブルが起きやすい厳しい環境です。

運送会社に連絡

荷物が届いたら、外箱に箱つぶれや水濡れの跡がないか確認しましょう。
商品が破損していたり、汚れて売り物にならなかったりするときは、運送会社に保険を求償できます。
保険に入っているかなどの詳細はショップに問い合わせてください。

トラブル3:不良品・偽物

「開けてみたら不良品だった」というトラブルです。中身違いや品番違いということも。
海外では店頭でも不良品が多く、日本より気軽に交換に応じてくれます。
商品が届いたら確認し、不良品はショップに連絡して返品・交換などを依頼してください。
但し、キズ・色ムラなどの感覚は日本よりだいぶ甘めです。

偽ブランド品に注意

個人輸入で多いトラブルがブランド品のニセモノです。
安く買えたはずが「税関からコピー商品だと連絡が来た……」という事態になることも。
販売目的であれば輸入できませんし、転売すると犯罪になります。放棄するしかありません。

トラブル4:高額な請求が来た!

個人輸入をためらう理由の一つが「いくらかかるか分からない」。
費用が想定とずれてしまうのは以下が原因です。
・ドル等と円を両替する為替レートと為替手数料
・購入者が負担する送料(着払いの場合)
・輸入関税:輸入者が払うのが基本です。個人的使用目的だと安くなりますが、量が多い・同じ日の複数口の輸入・頻繁な輸入などにより、転売目的と判断される場合があります。

クレジットカードの不正利用

クレジットカードの不正利用も報告されています。
買った覚えがない明細がある場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。

返金・返品・交換するには?

海外通販で返品するときは、まずショップに連絡して対応方法を確認してください。
いきなり返送すると高額な送料がトラブルの原因になります。
送料が高いため、返品ではなくクーポンで対応するショップもあります。
ショップへの連絡は英語が基本です。子供服の個人輸入で有名なネクストも、サイトは日本語表示ですが、問い合わせは英語になります。(楽天海外通販は日本語でOK)
インターネット上にある例文を参考に連絡してみましょう。

相談窓口は?

「ショップと連絡が取れない!」
連絡が遅いならまだいいのですが、悪質通販業者・詐欺サイトの可能性があります。
相談窓口は以下の通りです。
・個人的使用目的での輸入:国民生活センター越境消費者センター(CCJ)
・ビジネスでの輸入:ジェトロ(JETRO)、ミプロ(MIPRO)、各地の商工会議所

個人輸入のトラブルを知って対策

個人輸入のトラブルには、国内の通販でもありうるトラブルに加え、遠距離輸送や通関という輸入特有の特徴によるものがあります。
初めのうちは予想外の費用や時間がかかり、失敗したと感じることもあるでしょう。
小規模の個人輸入から始めて慣れていくことで、大きなトラブルを避けることができます。

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