個人の輸入販売ってどんな仕事？仕事内容と必要スキルを紹介！

輸入販売の仕事を紹介

輸入販売は個人が手掛けやすいビジネスです。
夜間などの空き時間に自宅で運営できるため、副業や自由な働き方の一つとして注目されています。
一方で気になるのが「専門知識や英語のスキルはどれくらい必要なのかな」という点でしょう。
個人が運営する輸入販売の仕事内容や必要なスキルなど、具体的な輸入販売の仕事を紹介します。

個人の輸入販売とは？

まず個人の輸入販売とはどんなビジネスか見てみましょう。
仕入れは海外です。以下のような方法があります。
・海外のネットショップで購入
・海外のディーラー（販売店）から買い付ける
・海外のメーカーの販売代理店となって直接仕入れる
輸入した商品は日本で販売します。
・Amazonや楽天市場などインターネット上のショッピングモールで販売
・自前のネットショップで販売
・他の販売店や企業に販売
この仕入れと販売の組み合わせ方で、利益や仕事のやり方が変わってきます。
初心者は売買ともネットショップで完結する方法から始めると簡単です。

輸入販売の仕事①輸入

では個人の輸入販売とは具体的にどんな仕事をするのか、必要なスキルと合わせて見ていきましょう。
まずは輸入から。商品の買い付けは輸入になるので、国内で購入するのとは別の手続きがあります。
輸入の手続きは貿易実務と呼ばれ、専門用語が多くて専門知識が必要です。

輸入手続き

輸入するときには税関で手続きがあり、関税を納付します。
とはいえ一般的には専門の通関会社が手続きを代行するので、配達員に関税を払うだけという人も多いでしょう。
関税の計算や、サプライヤーと取引条件や出荷に関する連絡をするときには、貿易実務の知識が必要になってきます。
初めはDHLなどの国際宅配便やEMSなど簡単な方法から始めて、徐々に知識を習得していくといいでしょう。

外国為替・送金

商品代金の支払先は海外です。クレジットカード払いの場合は国内と同じですが、振り込みの場合は海外送金というやや面倒な手続きをします。
また、取引の決済条件も国内とは違います。
価格が米ドル建てなど日本円以外の場合は、日本円から換算する外国為替の知識も身に付けるとベターです。

輸入販売の仕事②販売

業務の多くを占めるのが物販の仕事です。物販の経験がある人にはおなじみでしょう。
注文が入ったら梱包して出荷し、返品やクレームなどに対応します。
ネットショッピングモールや自分のショップなどの運営では、メンテナンスや問い合わせ対応が欠かせません。
他の販売店や企業に販売するなら、売り先を探し、営業するのが仕事になります。

輸入販売の仕事③商品探し

物販ビジネスで重要なのが、売れる商品を発掘することです。
インターネットのショップや企業のサイトなどで探すほか、国際的な見本市・展示会などに出掛けて業界の動向を把握し、新商品を発掘します。

必要な英語力は？

売り手とのコミュニケーションは、ネットショップで仕入れる場合でも必要です。
価格・納期についての確認・交渉や、配送の連絡のほか、商品の問い合わせやクレームを入れる場合もあるでしょう。
海外のサプライヤーへの連絡には英語もしくは現地の言葉を使います。
語学力はあった方がいいですが、自動翻訳や翻訳ツールなどを使えばおおよそのところは伝わります。
語学力以上に重要になるのが、ビジネス慣習や考え方が違う外国の人と意思疎通をする柔軟さです。
もちろん細かい話や突っ込んだ交渉をするには、ビジネス会話が一応できるレベルの語学力が必要になります。

輸入販売の仕事④国内対応

輸入販売では製品の表示などを日本向けに変更するのも仕事の一つです。
必要に応じて使用方法などを日本語で表示するほか、商品によっては日本の法律で表示内容が決まっているものがあります。

日本の規制対応

輸入販売ビジネスに資格や免許はありませんが、商品ジャンルによっては輸入や販売に規制があるので違法行為にならないように注意が必要です。
表示内容の指定のほか、事前に許可・届出などが必要な商品や、日本の法律の基準を満たしたものしか輸入できない商品などもあります。
海外の製品は日本の法律に適合しているとは限らないので、輸入前によく確認することが必要です。

輸入販売を始める必要条件

個人で運営する輸入販売の仕事内容や必要なスキルを紹介しました。ほかに在庫管理、帳簿付け、確定申告なども仕事の一環です。
必要なスキルには語学力や貿易実務の知識などがあり、難易度は高めですが、仕入れにネットショップを使えば初心者でも始めることができます。
初めのうちは少量で仕入れたり、専門家のアドバイスを受けながら取引したりして慣れていくといいでしょう。
必要条件は外国とのコミュニケーションや貿易にトライしようというやる気です。
仕事の経験を積むことでスキルは徐々に獲得することができます。