ヨーロッパの宿泊事情｜ホテルの選び方・使いこなし術を紹介！

ヨーロッパ旅行の宿泊事情は？

出張や旅行のプランを立てるときに重要なのが宿泊先選びです。
快適なステイは旅の楽しみになる一方で、宿選びに失敗すると仕事や観光にも響いてしまいます。
本記事ではヨーロッパの中でも西側を中心に宿泊事情を解説します。
ヨーロッパのホテルの上手な使いこなし術もご紹介！

宿泊先選びのポイント

仕事や観光で旅行するなら、宿泊先選びで重要なのは立地、そして価格です。

立地で探す

地図や路線図を見て、目的地に近いところ、もしくは交通の便が良いところを中心に探しましょう。
注意点は、大きな街にはたいてい治安が悪いエリアがあるので、調べて近寄らないことです。
また、街の中心部は便利ですが、若者が広場で一晩中騒いでうるさい場合があります。

宿泊費を抑える方法①時期

パリのように世界中から観光客が訪れる都市では宿泊費用は高めです。
特に夏や冬などのホリデーシーズンのほか、有名イベントや大型見本市・展示会が開催される都市が多く、その時期は価格が高騰します。
繁忙期に出掛けるときは早めの予約が鉄則。交通が便利な少し離れた町に泊まるのも選択肢です。
日程が決まっていない旅行の場合は安い時期を選ぶといいでしょう。

宿泊費を抑える方法②宿泊施設の種類

海外では外国人客対応ができる中～高級ホテルを使うと安心です。
このほか、以下のような宿泊施設の種類があります。B&B以下は割安ですが、不便な点もあることに留意してください。
・ラグジュアリーホテル
・B&B（朝食付きの民宿のような施設）
・アパートメントホテル（キッチン付きホテル）
・ドミトリー

ヨーロッパの中級ホテルの宿泊事情

日本のビジネスホテルのイメージで泊まりたい人は、設備の整った四つ星相当のホテルがおすすめです。
ヨーロッパでは街の中心部のホテルは建物が古いので、エレベーターがない、水回りが悪い・お湯の量が少ないというホテルがよくあります。（四つ星ホテルにもあります）
また、電気ポット・冷蔵庫は中級ホテルでは備えていないところが多いです。
予約サイトや口コミで確認してください。
アメニティは元々少ない上にエコ意識でより簡素になっています。洗顔料や歯ブラシ、リンスなどは持って行った方が安心です。
尚、海外のホテルには一般的にパジャマ・スリッパはなく、中級ホテルではバスタブはありません。

チェックイン・チェックアウト事情

チェックイン・チェックアウト時の注意事項を確認しておきましょう。

デポジットって何？

ヨーロッパのホテルではチェックイン時にクレジットカードでデポジットの支払いを求められることがあります。
「予約時に決済済み！」とか、チェックアウト時には「もう払ったよ？」と困惑してしまう場面です。
デポジットとは一時的にお金を預けること。宿泊代金や飲食費などを未払いで逃げられないようにするためのものです。
チェックアウト時にはデポジットをキャンセルして改めて支払いをします。必ず確認しましょう。
また、フランス・イタリア・ドイツ（一部）などには宿泊税があり、代金とは別に現地で支払います。

チップは必要？

西ヨーロッパでは良いサービスを受けたらチップを渡す文化があります。
アメリカのように半ば義務ではなく、ベッドメーキングに対して置く枕銭は不要。
ポーターに荷物を運んでもらったときや、ルームサービスのお届け、店の予約を頼んだときなどにお礼として渡します。
荷物1個につき1ユーロくらいが相場です。コインでOK。
レストラン等ではサービス料が含まれていれば不要です。

PC・スマホで困らないホテル使いこなし術

翌日の準備やメールチェックなど、PCやスマホは旅行中にも欠かせません。
ところがヨーロッパのホテルでは日本と事情が違います。

デスクワークはロビーで

ヨーロッパの建物は間接照明が多く、いかにも欧州らしい落ち着いた雰囲気です。
カフェでお茶を飲む分には素敵なのですが、日本人には暗すぎて、文字を読もうとすると困ってしまいます。
客室にもデスクライトがないことが多く、多くの人がロビーでPC・スマホを使っています。
さらに無料Wi-Fiが使える場所はロビーやラウンジのみという場合もあります。（逆にその客室内のみの場合もあります）
携帯LEDライトがあると客室内で文字を読む際に便利です。

充電用に電源タップ

古いホテルでは電源コンセントが少なく、PC・スマホ等を一度に全部充電できない場合があります。
電源タップを持っていくと差込口を増やせて安心です。

ヨーロッパ旅行で快適な宿泊を

ヨーロッパの宿泊先選びのポイントと、ホテルの使いこなし術を解説しました。
ヨーロッパのホテルは日本とは違う部分があります。
ホテル選びや持ち物などで旅行中に困らないように準備をして、ヨーロッパ旅行とホテルライフを存分に楽しみましょう。