ネット販売は個人の時代へ！世界へ開かれたECサイト構築のポイント一挙公開！

このコロナ禍において一般消費者の消費行動も一変し、原価の安い商品を仕入れてECサイトで販売をするいわゆるネット販売ビジネスを個人で副業として始める人も少なくありません。 

そこで今回は、これからネット販売ビジネスを始めようという人のために、初心者でも簡単にECサイトを構築できるポイントと最新の機能などをまとめてご紹介いたします！

【自社ECサイト】サイト構築のポイント

 ECサイトを構築するには、Amazonや楽天などに出店するいわゆる「ショッピングモール型ECサイト」といわれるものや、ASPサービスWordPressなどを利用する「自社ECサイト」などいくつかの方法があります。

今回は、より利便性や自由度が高く、かつ自社ブランドの色を出しやすい「自社ECサイト」に絞って、その構築のポイントを見ていきましょう。

 自社ECサイトの「メリット」

●独自性を出せる

 「Amazon」や「楽天」など、いわゆるショッピングモール型といわれる大手他社が運営しているECサイトを利用する場合と比べ、自社ECサイトを利用する際の一番の強みといわれているのが『サイトに独自性を出せる』という点です。

他社との差別化を図りにくいショッピングモール型ECサイトでは、競合も多く自社の特色を全面に打ち出しにくいため、どうしてもページが埋もれてしまいがち。

その点WordPressなどを利用した自社ECサイトでは、もともと入っているさまざまなプラグインを利用したり、外部のASPを利用したりすることで、競合との差別化を図ることが可能になります。

●低コスト

前項でも少し触れましたが、自社ECサイトはショッピングモール型ECサイトを利用する際に発生する出店料や月額利用料・手数料などのコストがかからないため、その分より利幅を大きくすることができるなど費用面から見ても大きなメリットがあります。

まだ自社製品に対する顧客の反応がわからない場合やそもそも集客自体が十分でない場合、「不要なところは削り、必要なところにだけお金をかけることができる」自社ECサイトは、費用の面でも非常に有利であるといえます。

●顧客データの獲得

ショッピングモール型ECサイトでは、顧客情報はモール側が保持することになるため、顧客情報を活かした施策を打ち出すことができません。

その点自社ECサイトは独自に顧客データを得ることができるので、その顧客情報を分析してマーケティング施策に活かすことで、よりターゲット層に合わせたサイトにしていくことができます。

このように、自社ECサイトは、低コストでも独自性を出しながら商品のブランディングをしていくことができるので、長期的に見ても非常に成長が見込める構築方法なのです。 

自社ECサイトの「デメリット」

 次に、自社ECサイトのデメリットについても、その理由とともにしっかりとチェックしていきましょう！

●集客力が弱い

自由度が高く、独自性を打ち出しやすい半面、自社ECサイトの注意点の一つとしてまず挙げられるのが『集客力の弱さ』です。

ショッピングモール型ECサイトのようにすでに見込み客がいる状態でのスタートではないため、自社ECサイトではどうしても集客に工夫が必要になってきます。

具体的には、ブログなどのSNSでの商品宣伝や、SEO対策など能動的な運営が求められます。 

●セキュリティ面での不安

 次に重要なのが、「セキュリティ面」の不安です。

世界中で利用されているWordPressなどでは、ハッカーの対象になりやすいというデメリットがつきまといます。

そのため、外部連携などでセキュリティを高める工夫が必要になってきます。

このセキュリティ対策は、自社ECサイトを運営していく上で常に念頭に置いておく必要があります。

●決済方法の拡張性が低い

 ネット販売ビジネスにおけるECサイトでは、カート機能や決済機能は非常に重要なコンテンツになってきます。

特にWordPressでのECサイト構築の場合、どうしてもカート機能や決済機能はプラグインや外部サービスに依存します。

既存のプラグイン含め外部サービスにおいても、クレジットカード決済は問題がなくても、最新のモバイル決済には対応していない場合も多いため、搭載したいすべての決済方法がそこでカバーできているかどうかの確認は必ずするようにしましょう。 

【自社ECサイト】サイト構築において最低限必要な機能とは？

 ECサイト構築の要といっても過言ではない機能には一体どのようなものがあるのでしょうか？

ここでは、最低限必要な機能にしぼってご紹介いたします。

きちんとここを抑えるかどうかで自社ECサイト運営の良し悪しに大きく影響してくると言っても過言ではないので、しっかりとチェックしていきましょう！ 

●売上＆顧客の情報管理機能

 自社ECサイトを運営する上で売上や顧客情報の管理ができなければ、積極的な販売に繋げることができません。

「どの商品が、どんなタイミングで、どの層に売れているのか」といった情報は、在庫管理におけるさまざまなリスクを回避するためにも非常に重要なコンテンツになります。

実はショッピングモール型のECサイトではこの顧客情報はすべてモール側のものになってしまうため、顧客情報を利用した施策を立てることができません。

自社ECサイトを構築する最大のメリットである「顧客情報管理」をしっかりと行うことで、より細かく販売施策の幅を広げることができるようになるため、それが売り上げにも直結してくるのです。 

●集客のための販促機能

自社ECサイトを構築する上で切っても切れないのが「集客」の問題です。

集客に関しては、ショッピングモール型の知名度がいきなりあるわけではないので、そのための販促機能が非常に重要になってきます。

SNSと連携したり、ブログで商品紹介をしたり、時期を見ながらキャンペーンを打ち出すなどさまざまな施策を併用することで、より自社ECサイトの独自性へと繋げることができます。

自社ECサイトを構築する場合、そのような主体的な運営が必要になってきますが、自身で作り上げていく面白さや手ごたえなどを直接的に感じることができるのも、この自社ECサイトのすばらしいポイントではないでしょうか。

●決済機能

消費者にとっても非常に重要になってくる決済方法。

いざネットで買い物をしようとしたときに、使いたい決済方法が選択肢にないという時点でかなり購入意欲が削がれた経験が、一度はあるのではないでしょうか？

そういう意味でも、「多くの決済方法が選択肢にある」というのは非常に大きなアドバンテージになってきます。

決済方法を販売側で絞ってしまうと、その分の見込み客獲得の機会損失にもなりかねません。

決済機能を実装する場合は、その点もしっかりと考慮して選ぶようにしましょう。

WordPressではWooCommerceなどを利用し決済代行サービスを導入することで、まとめて決済を導入することができます。

まとめ

 誰でも簡単にECサイトを利用してネット販売ビジネスができるようになってきたことで、独自性を打ち出しながら他社との差別化を図っていくことが、より重要であることがおわかりいただけたのではないでしょうか？

自社商品に最適化したECサイトで、大きく利益へと繋げていきましょう。