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ヨーロッパの仕事に対する考え方は?勤務時間・休暇、仕事の進め方

ヨーロッパの仕事の考え方は?

ヨーロッパの会社と仕事をしていると、いろいろ驚くことがあります。
「夏休みが1カ月?」
「勤務時間短くない?」
「社内で情報共有しないの?」
日本から見ると、ヨーロッパの働き方はうらやましい!
一方で、マイペースすぎて不安になることも……。
そう見えるのは、ヨーロッパの仕事スタイルが日本と違うからです。仕事の進め方も随分違います。
その背景には仕事に対する考え方の違いがあるのです。
実際の例でヨーロッパの仕事スタイルと仕事観を紹介します。

勤務時間に見る仕事観

・定時になったら、作業の途中でもそのままで帰宅してしまう。(チェコ)
・昼休みはシエスタで2時間くらいあるから、ランチは家に帰る。(フランス)
・金曜日は16時頃から帰宅ラッシュ(スペイン)
・ワークシェアリングで週3日勤務(オランダ)

ヨーロッパの仕事の考え方では、勤務時間が終わったらさっさと帰宅します。日本のように自発的に残業するという発想はレア。
仕事の進め方が任されているホワイトカラーでも遅くまでは粘りません。
時間内でも自由に過ごしています。10時頃に朝ごはんを食べたり、ランチでワインを飲んで、午後は軽く仕事して帰ったり。
シエスタなどは現地の習慣ですが、個人のバラバラの行動に寛容なのが、ヨーロッパの特徴です。
いろいろな生活スタイルの人がいて、たとえば食事の時間や回数が違うのにも、柔軟に対応しています。

短い労働時間

勤務時間そのものもヨーロッパでは日本より短い傾向があります。
フランスでは法律で定められた労働時間が週35時間。日本の週40時間より5時間短いです。
ドイツでは1日あたりの平均労働時間が8時間以下と定められていて、1日10時間を超える労働は禁止という労働規制があります。
実際の労働時間はフランスでも週35時間より長いようですが、基本とする労働時間が短いのです。
オランダのように経済状況が悪いときにはワークシェアリングで仕事を分け合うという考え方もあります。

仕事は人生のごく一部という考え方

ヨーロッパの考え方では、仕事は人生のほんの一部分です。
家族との時間や自分の時間を大切にしています。
日本やアメリカでは長時間労働をする人が多く、仕事と私生活との両立を目指す「ワークライフバランス」が課題になっているのと比べると大きな違いがあります。

キリスト教の影響

アメリカとヨーロッパが違うのは意外ですが、キリスト教の宗派がヨーロッパではカトリックが多く、アメリカではプロテスタントが多いことの影響というのが定説です。
カトリックでは労働は、アダムとイヴがリンゴを食べてしまったために神から与えられた罰、苦しみとされています。蓄財も罪。こう考えると、ほどほどに働こうと思うのは当然です。
これに対してプロテスタントのカルヴァンは、仕事は神から与えられた天職であり、禁欲的に働いた結果の蓄財は認められると説きました。
ヨーロッパといっても地域によってそれぞれ。
ドイツではプロテスタントが多く、勤勉に働く国民性で知られています。

長期休暇で仕事が止まる!

・夏休みは3週間。1カ月取る人もいるよ。(オランダ)
・クリスマス1週間前くらいかクリスマス休暇。僕は年末までまとめて休むから、よいお年を!(ドイツ)
・学校の春休みが地域ブロックごとにあるので、それに合わせて1週間休む。(フランス)

ヨーロッパの人と仕事をすると驚くのが長い休暇です。
夏休みの7-8月、クリスマス休暇の12月後半は、当然仕事が止まります。
そのことを頭に入れて、休暇前に進めておくことがヨーロッパと仕事をするコツです。

祝日は少ない

意外ですが、日本の秋は外国の人からすると「また祝日なの?」と思われるようです。
ヨーロッパの祝日は国によりますが10日前後。日本は16日です。
一方でヨーロッパの有給休暇消化率はほぼ100%。有給休暇は必ず消化するものと理解されています。
有休の消化率が低く祝日を増やしてきた日本と、自分で休暇を取るヨーロッパ。休暇に対する考え方が反映しているといえそうです。

ヨーロッパの仕事の進め方は?

ヨーロッパは仕事環境も日本とだいぶ違います。
日本のように大部屋で隣り合わせに机を並べるオフィスではなく、個室やパーテーションなどで仕切られた独立した空間で広々と仕事をしています。
同僚とはコーヒーカップを片手に立ち話。
イメージとしては、日本の同僚は家族で、ヨーロッパではお隣さんという感じです。
仕事の分担も独立しています。仕事範囲が明確に決まっているので、それぞれのタイミングで仕事をして、自分の仕事が終わったらさっさと帰れるのです。

仕事の進め方が生む労働時間の違い

仕事の進め方の違いが、労働時間にもつながっています。
日本のようにチームで担当すると、すり合わせの時間がかかります。一方で日本からヨーロッパを見ると、情報共有が不十分で、進め方が大ざっぱでもあるのですが。
組織の階層が少ないのも特徴です。
担当者(マネージャー)、リーダー(ディレクター)、上級管理職(副社長)の3階層くらいで、意思決定がスムーズ。
採用はポジションに見合う実務経験重視です。だから独立して仕事を進められるのです。
日本の会社ではチーム内の育成と継承が前提。それに比べると、ヨーロッパは手間がかからないのがメリットで、一方で引き継ぎが雑というデメリットがあります。

残業を生みにくい仕事観

ヨーロッパの仕事観が残業を生みにくいという面もあります。
仕事は早く切り上げて私生活を楽しみたい上に、自分の仕事の範囲は明確です。
評価はポジションの業務の成果で決まります。
日本のように、残業して雑務をこなすことが努力やチームへの貢献と受け止められるという文化ではないのです。
勤務時間に効率を上げて自分の仕事をするというのがヨーロッパの仕事の考え方。
仕事と自分のスペックが合わなければ、次の仕事を探して転職すればいいのです。

ヨーロッパの仕事の考え方に学ぶ

ヨーロッパと日本の仕事スタイルには大きな違いがあります。
仕事相手の行動が予想できると、仕事を進めるのが楽になります。
ホリデーシーズンは要チェック。日本のGWやお盆休みなども早めに伝えておきましょう。
仕事スタイルの違いには、背後に考え方や文化の違いがあります。
それぞれ良い点・悪い点がありますが、日本で広がりつつあるリモートワークや副業などの多様な働き方を生かすには、ヨーロッパの仕事の考え方が参考になりそうです。

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