海外渡航にワクチン接種は必要?ウィズコロナの入国手続きを解説
海外渡航にワクチン接種証明書は必要?
ウィズコロナの経済・社会活動が本格的に再開し、海外旅行・出張も復活しています。
「そろそろ海外出張(海外旅行)に行きたい」と思ったときに、まだ気になるのが新型コロナウイルス(COVID-19)対策の入国規制でしょう。
「渡航先で検査を受ける必要がある?」
「ワクチン接種証明書がいる?」
実は海外主要国ではコロナ対策の手続きがいらない国が多くなっています。
本記事では各国のコロナ検疫の状況と帰国時の手続きを紹介します。(2023年2月15日現在)
ワクチン接種不問の国が多い
コロナ対策の緩和が進み、主要国で入国時にワクチン接種証明書や検査による陰性証明書を求める国は少なくなっています。
多くの国でワクチン接種なしで入国OK。スケジュールに影響を与えるPCR検査や隔離期間などもなく、ほぼコロナ前と同じように渡航できるところが多数あります。
欧州・イギリス
欧米ではマスクを着用している人も少なくなり、コロナによる社会生活への制約はほぼなくなりました。
以下の国をはじめ欧州の大半の国でコロナ対策の検疫手続きは撤廃されています。
・イギリス
・フランス
・ドイツ
・イタリア
大型見本市「メゾン・エ・オブジェ」「アンビエンテ」「ミラノ・サローネ」も既に再開し、多くの来場者でにぎわっています。
アメリカは入国にワクチンが必要
アメリカは主要国の中で例外的にワクチンを接種しないと入国できない国です。(移民ビザ保有者や18歳未満の子供、医学的にワクチンが接種できない人などを除く)
ワクチンの種類は、日本で接種が受けられたファイザー・モデルナ・ノババックス・アストラゼネカは全部OK。
これらのワクチンの場合、接種回数は2回です。2回目接種の14日後から有効になります。
PCR検査等はありません。
中華圏は厳しい規制を緩和
中華圏はコロナ対策で厳しく入国を制限していますが、徐々に緩和を進めています。
中国
中国へのビジネス出張はビザ取得が必要です。観光目的の入国は不可。
査証申請時のワクチン接種証明書は不要になりました。
出発前48時間以内にPCR検査を受けて、陰性証明書を指定フォーマット(紙面)で提示し、アプリで申告する手続きです。
入国時の隔離は撤廃されています。
香港
香港は中国本土とは別の入境管理をしているので、香港には観光を含めビザなしで渡航可能です。(日本のパスポートの場合)
出発前24時間以内に迅速抗原検査、もしくは48時間以内にPCR検査をして、オンラインで健康申告をすることが条件です。
隔離期間はありませんが、入境後5日間は迅速抗原検査を毎日実施することが推奨されています。
中国からの旅行者への制限に注意
本記事執筆の時点では、中国(香港を除く)から日本に入国する人には臨時的な水際措置(出国前検査と到着時検査)が実施されています。
ヨーロッパなどでも検査等があり、香港を含む国もあります。
指定地域での乗り継ぎや、直前に渡航した場合には注意してください。
日本帰国の検疫手続きは?
日本への帰国(入国)ではワクチン接種回数によって手続きが変わります。
帰国が簡単になるワクチン接種の種類と回数は?
日本帰国(入国)ではワクチン接種3回以上の証明書があると検査が不要になります。
他国より回数が多いので、海外から来客がある場合には注意喚起した方がいいでしょう。
ワクチンの種類は世界保健機関(WHO)の新型コロナワクチン緊急使用リストに掲載されているもので、日本で接種していないものも含まれています。
ワクチン接種3回以上の人の手続き
ワクチン接種3回以上の記録があるワクチン接種証明書を提示します。
ワクチン接種証明書は政府の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」が便利。海外用は英語表記もあります。
このほか、接種時にクーポンに記載された記録や、自治体が発行した証明書も使えます。
ワクチン接種0~2回の人の手続き
出発地の出国前72時間以内に検査を受け、医療機関等が発行した陰性証明書を提示します。
つまり、3日以上の旅行なら、滞在先の病院での検査が必要です。日本の検査方法に対応する病院を探しておくことを強くおすすめします。
事前にアプリを準備
どちらの手続きの場合も書類の確認に時間がかかるため、事前にアプリで登録して審査を受けることが推奨されています。
Visit Japan Webに登録し、検疫手続き(ファストトラック)から証明書を登録。
帰国時は審査済みのアプリ画面を見せるだけで手続き完了です。
ワクチン3回接種で海外渡航はスムーズに
各国のコロナ対策の検疫の状況を紹介しました。
多くの国でワクチン接種や検査なしで入国が可能になっています。
帰国時の手続きを考えると、ワクチンを3回接種するとほぼコロナ前のように海外渡航が可能といえそうです。
健康状態には十分注意し、ウィズコロナの活動を本格化させていきましょう。
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