ヨーロッパの夏の気温と服装選びを解説!日没時刻・バカンス時期は?
夏のヨーロッパはバカンスの季節
ヨーロッパの夏はまぶしい太陽が降り注ぐバカンスの季節です。
多くの人が太陽を浴びに長期旅行に出掛けます。
日本からのヨーロッパ旅行でも、屋外で活動しやすく、海や山のレジャーが楽しめる夏は人気のシーズンです。
夏のヨーロッパの気温や湿度、服装、日没時刻など旅行に役立つ情報を、日本の夏との違いを中心に解説します。
混雑する夏のバカンスの時期も確認してください。
夏のヨーロッパの気温・気候
ヨーロッパの夏は日本より湿度が低く、カラッとした暑さで過ごしやすい気候です。
一方、ジリジリと照り付ける日差しがきつく感じられます。
昼は暑くなりますが、最も暑い月の気温はパリで平均最高気温28℃/平均最低気温18℃前後と、札幌と同じくらいです。朝晩は肌寒い日もあります。
北欧諸国ではヘルシンキで同23℃/16℃前後と、初夏のような気温です。
南の地中海沿岸はもっと暑く、アテネで同35℃/25℃前後。東京と同じくらいです。
ただ、近年は熱波や豪雨・干ばつが毎年のように起きていて、涼しい地域ではエアコンがないところが多い中、災害レベルの暑さになることもあります。
夏は何月?
夏は6月から8月が中心です。梅雨がないヨーロッパでは6月から暑くなります。
9月になると涼しい日が増え、ヨーロッパ北部から急に秋めいてきます。
地中海沿岸でも9月末頃から秋になり、海水浴の季節は終了です。
ただこれも近年は気候変動が起きていて、2023年にはパリで9月上旬に最高気温が33℃以上の日が続きました。
現地の最新の天気予報を確認するようにしてください。
夏のヨーロッパ旅行の服装
夏のヨーロッパに行くときは、基本的には日本の服装と同じ半袖でOKです。
女性はノースリーブにサンダル、男性は短パンにビーチサンダルの人も多く見かけます。
(但し、教会を訪れるときには露出度の高い服装はNGです)
朝晩は冷えることもあるので、上で紹介した気温を参考に、上着やカーディガンなどを用意してください。
夏のヨーロッパ旅行では日差しが非常に強いため、帽子とサングラスが必需品です。日焼け止めのほか、乾燥しているので保湿対策も忘れずに。
レストランの服装、ビジネス出張の場合
少し値段の高いレストランに行く可能性があるときは、ドレッシーな服装も必要になります。
特に夜は一度部屋に戻り、ディナー用のファッションに着替えるのが一般的です。
高級店はまた別ですが、スマートカジュアルのドレスコードを参考に、おしゃれ感のあるコーデを一揃い用意しておくと安心です。
メンズならTシャツ・ジーンズ・スニーカーは避け、シャツとスラックスに上着が基本パターン。
レディースは上を参考に、ワンピースなどがあると気後れしません。
ビジネス出張の場合は、日中はスーツもしくはきちんと感のある上着とズボン(またはスカート)がおすすめです。
夏のヨーロッパの日没の時間
夏のヨーロッパが明るく開放的なのは、日没が遅いことも影響しています。
北極圏の白夜に代表されるように、高緯度にあるヨーロッパでは夏は日が長いのです。
パリの夏至の日の日没時刻は22時頃。夜遅くまで明るいので、気軽に夜まで出歩くことができます。
夏時間を採用
ヨーロッパでは夏時間(サマータイム)が採用されています。
夏時間とは、日の出が早い夏の時期に時計の針を1時間早く進める制度です。
この期間には日本との時差が1時間少なくなり、フランスやドイツの時間は日本より7時間遅れになります。
ヨーロッパの夏時間は3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までです。2024年は3月31日に始まり、10月27日の未明に終わります。
実はEUでは夏時間は廃止と決定されているのですが、詳細が決まらないため2024年も実施されています。
夏のバカンスで混雑する時期
夏のバカンス時期には、リゾート地や避暑地、有名観光地、交通機関などが大変混雑します。
特にヨーロッパの南にある地中海の島やビーチが人気です。
ヨーロッパでは学校の夏休みのほか、社会人も2~4週間くらいの長期休暇を取り、太陽を求めて一斉にバカンスに出掛けるためです。
主に混雑するのは7~8月。
可能であれば、ホテルの値段が高いこの時期を避けて、春か秋に旅行に行くのがおすすめです。
お盆休みに安い旅行をと考えるなら、早期予約するか、東欧・バルカン半島など穴場のエリアを選ぶのが一案でしょう。
夏のヨーロッパを快適に旅行
ヨーロッパの夏の気温・気候、服装、日没時刻など、旅行に役立つ情報を紹介しました。
ヨーロッパの夏はカラっとした気候で活動しやすい季節です。
ただ、バカンスシーズンの混雑と、日差しの強さは要注意。
早くから準備して、快適に夏のヨーロッパを楽しんでください。
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