海外見本市に視察ツアーで参加！移動・宿泊手配、通訳、交渉は？
海外見本市に視察ツアーで参加
輸入ビジネスを拡大するには、海外見本市・展示会に参加するのが効果的です。
「分かってるけど、海外に行くのはハードルが高い」
そんなときに助けになるのが、海外見本市視察ツアーです。
「英語が話せない」
「一人だと不安」
このような不安を持つ人向けに、いわば海外旅行でいうパックツアーが用意されています。
海外見本市視察ツアーの内容と、通訳・交渉などの商談サポートについてご紹介します。
海外見本市の輸入ビジネスへのメリット
見本市・展示会は、同じカテゴリーの製品・サービスが集まり、業界のトレンドや新製品を一度に確認できるイベントです。
日本に紹介されていない商材の発掘や海外の取引先開拓をするには、海外見本市に行くのがおすすめ。
一度に多くのブースを見て回ることができ、出展者と直接話ができるので、効率的に仕事が進みます。
また、世界的な市場動向を視察するのにも最適といえる場所です。
主な会社や商品トレンドなどを一度に把握可能。
繰り返し参加することで定点観測も可能です。
見本市の探し方
これから開催される見本市は、JETRO（ジェトロ）の「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」で探すことができます。
輸入販売のための海外見本市・展示会の選び方についてはこちらの記事をご参照ください。
海外見本市視察ツアーとは？
海外見本市視察ツアーとは、海外見本市への参加に特化したツアーです。
ツアーを実施しているのはHISなどの旅行会社と専門の会社で、内容は会社ごとにそれぞれ。
大きく分けて、募集型のツアーと、個人やグループごとの手配ツアーの2種類があります。
募集型のツアーは旅行のパッケージツアーと同じスタイル。他の参加者と一緒に移動します。
手配ツアーでは希望に合わせて日程や内容などのアレンジが可能です。
対象の見本市は？
海外見本市視察ツアーが多く設定されているのが、メゾン・エ・オブジェやアンビエンテなど、消費者向け商品を幅広く扱う大規模見本市です。
このほか、ミラノサローネ国際家具見本市や、国際工作機械・金属加工見本市EMOなど、業界を代表する見本市なども視察ツアーがあります。
行きたい見本市の視察ツアーが見当たらないときには、手配型ツアー会社に相談してみてください。
海外見本市視察ツアーの内容は？
海外見本市視察ツアーの内容は取り扱う会社によって違います。
主な内容は、移動・宿泊の手配、会場への送迎、入場の登録手続きなどです。
（会場送迎や入場券料などツアーに含まれていないものもあります）
募集型ツアーの場合は、会場では自由行動、ホテルへ戻るのは各自というものが多いようです。
このほか、現地滞在サポートや、コロナ禍ではワクチン証明書などの入出国手続きの代行なども含むことがあります。
ツアー内容は申し込み前に必ず確認してください。
通訳はつく？
現地ガイドが移動などを案内してくれますが、通訳はツアーに含まれていないのが一般的です。
通訳を手配できるツアーもあります。見本市会場で通訳してほしい人は、申し込み時に相談してみるといいでしょう。
専門用語は事前に準備
通訳を依頼した場合でも、通訳の人はその分野に詳しくないことがほとんどです。
専門用語が分からないと具体的な話をするのは難しくなってしまいます。
特にBtoBの商品では、海外の会社のウェブサイトなどで英語の専門用語を確認して、メモを準備しておくことをおすすめします。
交渉サポートは？
交渉サポートは基本的にツアーには含まれていません。
通訳を依頼した場合でも、通訳の人は輸入ビジネスや貿易の経験がない可能性が高いので、内容を理解できるまで確認して交渉を進める必要があります。
価格調査をするときのポイントも確認しておきましょう。購入ロットや通貨（米ドル建てなど）、輸送手段や物流条件（FOB・CIFなど）、仕様などを確認しておくと、あとで比較検討することができます。
交渉サポートを依頼するには
交渉サポートがないと不安な場合には、貿易の専門家に依頼するという方法があります。
現地に同行して交渉をサポートします。
KATHALOでは見本市に同行して商談から契約交渉までサポート。お気軽にお問い合わせください。
海外見本市視察ツアーを活用
海外見本市・展示会は、輸入販売の新商品発掘や取引先開拓、マーケット情報を収集する上で、情報量の面でも効率の面からも重要な機会です。
言葉や治安などに不安がある場合には視察ツアーに参加するという方法があります。
ツアーの内容はそれぞれ違いますが、海外出張の不安を軽減することが可能です。
自分が不安な部分を任せて、海外見本市に参加してみてはいかがでしょうか。
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