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輸入ビジネスに向く商品とは?初心者向けの商品、競合が少ない商品

輸入ビジネスに向く商品とは?

輸入ビジネスを始めるのに商品選びは重要なポイントです。
商品知識があるもの・好きなジャンルの中から、リサーチして利益が出るものを選ぶのがまずは基本。
でもそれだけでは充分ではありません。
輸入ビジネスに向く商品の条件の一つは、輸入が難しくないこと。
初心者が難しい商品で輸入ビジネスを始めると、いきなり挫折してしまいます。
以下の4つの項目で輸入ビジネスを始めやすい商品・難しい商品を紹介します。
■法規制
■輸送方法
■輸送時間
■アフターサービス
これらの点は同時に、難易度が高い分だけ競合が少ない分野でもあります。
安定的な輸入ビジネスを作るための商品選びについても解説します。

法規制

輸入販売するのに役所の許認可や届け出などが必要な商品があります。
主なジャンルは、医薬品、化粧品、食品、酒類、動植物など。
専門知識がないと難しいものもあるので、取り扱いたい商品を見つけたら、まず初めに法規制をチェックすることをおすすめします。

法規制が簡単な商品は?

手続きがない商品を選ぶなら、衣料品や服飾雑貨、生活雑貨やインテリア雑貨などがおすすめです。
といっても中には厳しく規制されている商品もあるので要注意。(次の項で紹介します)
また手続きがいらない商品でも、日本の法律に対応するのは輸入者の責任です。
代表例は家庭用品品質表示法。指定内容を日本語で表示することが義務付けられているので、ラベル貼付が必要です。
販売に関するルールもあるので目を通しておきましょう。

雑貨でも法規制がある商品

雑貨といっても法規制がある代表的な商品は以下の通りです。
■食品に触れる製品(食器や調理器具など)、幼児用のおもちゃ:食品衛生法
■スキンケア、ヘアケア、口腔ケア製品(シャンプーや化粧石鹸など):薬機法
■電気製品:電気用品安全法
また、中古品を仕入れて販売するには古物商許可が必要です。

輸送方法

輸入ビジネスでは、海外から船や飛行機で長い距離を輸送するので、物流が重要なポイントになります。
コストでも物流費用のインパクトは大。
ところが初めのうちはコントロールが難しく、想定より費用がかさみがちです。
利幅が小さい商品だと、物流費用で利益が吹っ飛んでしまいます。

安く運べる商品は?

運送費が高額になるのは、大きな荷物、重い荷物のときです。
初心者はその反対の、軽く小さな商品から始めると、物流費用が小さく、大失敗が避けられます。
このほか、船舶や航空機では一般に国内輸送より大きな衝撃が加わるので、落としても壊れにくいということも輸入ビジネスに向く条件です。

輸送が簡単な商品は?

小規模の輸入ビジネスの輸送では、DHLやFedExなどの国際宅配便やEMSをよく使います。
輸入通関手続きも済ませて配達してくれるので、国内宅配便のように受け取るだけで良く、便利です。
ところがこの国際宅配便やEMSに使う航空便では運べないものがあります。
■引火性液体(香水・マニキュア・接着剤など)・腐食性のあるもの(漂白剤など)・高圧ガス(スプレー缶など)などの航空危険物
■家具などの非常に大きな商品など
通関業者に依頼して船などを手配することになり、手間も費用も大きくなるので、初心者にはいきなりハードルが上がります。
一般論として、液体状のもの、大容量リチウムイオン電池を使用する機器などは輸送の難易度が高め。
EMSで送れるものを一つの目安とするといいでしょう。

輸送時間

輸入ビジネスでは、輸送にかかる時間も重要なポイントです。
国際宅配便やEMSでは大体発送後1-3日で届きますが、飛行機で数日、船では地域により数日から数カ月かかります。
悪天候や通関手続きなどで遅れることも珍しくありません。
使用期限など寿命が短い商品は要注意。
旬が短い流行商品も時間に余裕を持った計画を立てるといいでしょう。

アフターサービス

アフターサービスが簡単なのも輸入ビジネスに向く商品の条件の一つです。
アフターサービスとは、修理や、消耗品・部品の提供、取り付け工事などのこと。時計や電気製品の販売には必須のサービスです。
国内品だと、修理や部品の提供は基本的にメーカーに依頼すればOK。
これに対して輸入ビジネスではメーカーが遠い海外にいるので、輸入販売する人が対応するという違いがあります。
提携先を探し、修理の費用を見込んでおくことが必要です。

アフターサービスが簡単な商品は?

アフターサービスが簡単なのは、誰でも直感的に使えて修理や部品交換をしないような日用品などです。
但し、色や外観が重要な商品(アパレルなど)では返品が多い傾向にあります。

ブランド品の並行輸入は要注意

メーカー保証では保証の対象地域に注意が必要です。日本が含まれていないと保証が受けられないので、保証書を要確認。
ブランド品の並行輸入、つまり非正規ルートで仕入れた場合も、ブランドが提供しているアフターサービスを受けられません。
消費者に誤解を与えないように販売時に説明することが大切です。
ちなみにブランド品の並行輸入は、ニセモノをつかむ危険や、契約違反などで訴えられる危険と隣り合わせなので、充分な注意が必要です。

価格競争を避けるための商品選び

ここまで紹介してきた初心者に難しい商品は、裏を返すと参入が難しく競争が少ない商品になります。
専門知識や経験がある人は、あえてこれらの手のかかる商品を扱うのも作戦です。
みんながやっている方法で人気商品を扱っても、激しい競争になりなかなか利益が上げられません。
輸入ビジネスで継続的に稼ぐには、ライバルが少ない商品を選ぶのが重要なのです。
その観点で中級者に向く商品の条件としてはほかに以下のようなものがあります。
・日本で未発売など手に入りにくいもの
・オリジナルデザイン(OEM・ODM)
・ニッチな分野でみんなが欲しがるもの・必要なもの
・独占販売権(総代理店契約)が得られる商品

輸入ビジネスに向く商品かチェック

輸入ビジネスは海外の商品を日本に運んで売ることにより利益が生まれる商売です。
輸入するには海外物流や法規制などで取り扱いが難しい商品があるので要チェック。
また、メーカーが海外にいるというのも輸入ビジネスの特徴です。
アフターサービスの提供や、商品を日本の法律に合わせるのも輸入する人の仕事になります。
取扱商品を選ぶときには、輸入ビジネスに向く商品かチェックし、自分で対応できる商品を選ぶのがポイントです。

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