英語のビジネスメール「お礼」のフレーズ集
ビジネスにおいても、お礼を言う場面は多くあります。今やコミュニケーション手段の主流となっているメールですが、特に英語のビジネスメールでは、用件をいかに分かりやすく簡潔に述べられるかがポイントです。今回は、英語メールですぐに使えるお礼フレーズを、シチュエーションごとにまとめました。
メールの件名に入れる場合
メールの件名にお礼の言葉を入れることは、日本語メールでも一般的です。その場合、何について感謝しているのかが分かるように、一言付け加えられることが好ましいです。
Thank you for your time. (お時間ありがとうございました。)
Thank you for your visit on February 2.(2月2日はお越しいただきありがとうございます。)
Thank you: Your inquiry. (お問い合わせありがとうございます。)
通常、このようなお礼メールは、ある出来事の直後に送ります。その場で既にお礼を言っていたとしても、後に改まってお礼メールを一通送ることで、良好な人間関係の実現に一歩近づきます。ただし、簡潔なメールを心がけましょう。
ちなみに、”Thank you”といった短すぎる件名だと、SPAMに分類されて相手に送信されない場合があります。できるだけ内容が特定できるような件名を選びましょう。
メールの書き出しに入れる場合
ビジネスメールを感謝の言葉で書き出すのも一般的です。“Dear Mr. Smith,” や “Hello, Maria.” など、メールの宛名を書いてからお礼フレーズを繋げましょう。もちろん、タイトルで既に “Thank you” を使っている場合でも違和感は全くありません。
Thank you so much for meeting with us earlier. (先日はお会いしていただきありがとうございます。)
I really appreciate your consideration. (ご検討いただきありがとうございます。)
We appreciate your quick response. (迅速なご対応をありがとうございます。)
I would like to thank you for your support for this project. (当プロジェクトへのご協力、誠に感謝いたします。)
“appreciate” は「感謝する」とう意味で、非常によく使われる英単語です。“Thank you” と同様、話し言葉でも使えるので、ボキャブラリーに加えておくことをおすすめします。
メールの結びに入れる場合
メールの終わりに改めて感謝の一文を入れるのもビジネスメールの典型です。
Thank you again. (重ねて感謝申し上げます。)
Thank you for your help in advance. (ご協力いただけることに(前もって)感謝をお伝えします。)
更に丁寧なメールにするには、署名の直前に入れる結びの言葉にも感謝の気持ちを含めます。通常、結びの言葉には 「敬具」に当たる “Sincerely” や “Best Regards” が使われますが、代わりに「感謝を込めて」を意味する “Many thanks” や “With gratitude” を使うこともできます。ただし、メール全体にあまりにも感謝の言葉が多いと、かえってよくない印象を与えることにもなるので注意が必要です。
感謝の気持ちの表し方には、「こうでなければいけない」というルールはありません。しかし、文面だけのやりとりのメールでは、お礼をしっかりと文字で表すことに大きな意味があります。今回ご紹介したフレーズを参考に、時と場合に合った感謝の表現を実際のメールに使ってみてください。
無料でGETする方法