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【超入門】輸入販売ビジネスの始め方-はじめての商品を輸入する方法

個人が始めやすい輸入販売ビジネス

輸入販売ビジネスは海外の商品を輸入して日本国内で販売する仕事です。
大きな初期投資や専門資格が必要なく、自宅などで好きな時間に運営できるので、個人が起業・副業で運営するのに向いた仕事といえます。
といっても輸入の経験がある人はごくわずかでしょう。未経験の個人はどこから始めたらいいのでしょうか?
本記事では輸入販売ビジネスの始め方の第一歩として、はじめての商品を輸入する方法とコツを具体的に解説します。

商品を探す

まず取扱商品を選びます。最初に自分が取り扱う商品の専門分野を決めるといいでしょう。
ポイントは競合とかぶらないような独自性と希少性です。日本では手に入りにくい商品やニッチな商品を、英語や現地語のウェブサイトやSNSで探します。(自動翻訳が使えます)
もう一つ重要なのが需要です。Amazonの売れ筋ランキングなどが参考になります。

商品はどこから買う?

はじめての輸入なら、個人向けのネットショップで海外発送OKのところを探しましょう。
1個など少量で買える上、クレジットカード決済・宅配便利用なら、自分で輸入手続きをする必要がありません。(以下このケースで説明します)
海外で有名なECモールは、Amazon(各国のサイトあり)、eBay、中国のアリババやタオバオ、天猫(Tmall)などです。

規制がある商品

商品ジャンルによっては輸入・販売に国や自治体の許認可が必要です。
代表的な規制分野には以下があります。
・医薬品・医療機器・化粧品
・食品・食器・調理器具・乳幼児用おもちゃ
・電気製品
・植物、動物
・中古品
少量の場合も、輸入販売が目的なら規制の対象です。
難易度が高い規制もあるので、早めに規制を調べることをおすすめします。
このほか、コピー商品など、輸入が禁止されているものもあります。

取引の準備

良い商品が見つかったら、ポチっと注文する前にビジネスになるか確認しましょう。

価格・取引条件を確認

取引条件と支払金額を確認します。数量、商品代金・通貨、支払方法、送料など。
海外との取引ではこのほか輸送に関わる取引条件が重要です。
・輸送方法:DHLなどの国際宅配便・EMS・その他(航空便・船便)
・納品場所:日本に配達できるか確認
納期が早い輸送方法を選ぶと運送料が高くなり、遅くてもOKなら安い方法を選べます。
はじめての輸入では手続きが簡単な国際宅配便(クーリエ)かEMS・国際郵便を選びましょう。
また、送料、保険料、関税を負担するのは売り手(ショップ)か買い手(自分)か、一つずつ確認してください。

収益性を判断

商品の仕入れコストはざっとまとめると、商品代金、運送料、保険料、関税の合計です。
ショップへの支払金額に含まれない買い手負担の費用があれば、別途支払いがあるので忘れずにコストに加えてください。
たとえば関税は通常日本で納付します。
関税の計算方法はこちら↓

商品の仕入れコストを計算したら、日本で売られている類似商品と比較して、利益が出るか検証することが大切です。

商品を確認

商品の仕様もよく確認してください。日本で売っているものとは違う可能性があります。
商品の違いやキズ・色ムラなどで日本では売り物にならない場合もあります。いきなり大量に買わず、少量で確認するのがリスクを減らすコツです。

輸入

発注したらいよいよ輸入です。

ショップへの支払い

支払方法がクレジットカードなら入力するだけでOK。
現金の場合は銀行で外貨送金という手続きをします。

通関・関税

ショップが荷物を発送し日本の空港などに着くと、通関という手続きがあります。輸入の可否を確認し、関税を徴収する手続きです。
輸入するときは通関業者に依頼して通関するのですが、EMS・国際郵便*か国際宅配便を使えば、通関済みの荷物が届き、特に手続きはありません。
関税は配達時にドライバーに払うか、運送会社に払います。
*課税価格(送料・保険料込みの価格)が20万円以内の場合

販売

商品が届いたら、はじめての輸入は完了です! おめでとうございます!
この後は販売して、商品をお金に変えます。
ネットショップ等を開設するか、メルカリなどで販売するといいでしょう。
輸入販売の場合は、輸入者に製品の責任があるので、家庭用品品質表示法に沿って表示し、PL保険の加入も検討してください。

輸入販売ビジネスの始め方の第一歩

輸入販売ビジネスの始め方の第一歩として、はじめての商品を輸入する方法を解説しました。
輸入の専門知識が必要な点を回避して「はじめの一歩」を踏み出すことができます。
徐々に数量を増やして練習し、貿易の専門用語やコストに慣れていくといいでしょう。
本格的に輸入販売ビジネスを始めるときの手続きや方法はこちらの記事で解説しています。

自信がついてきたら、まとまった数量を安く仕入れる卸売取引にチャレンジしましょう。
ビジネスとしての規模や利益が確保でき、安定的に稼げるようになります。

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