輸入ビジネスの具体的な成功例を紹介！ビジネスモデルを解説

輸入ビジネスの成功例は？

輸入ビジネスは個人や小規模な事業で手掛けやすいビジネスです。
日本で一番有名な貿易商はおそらく『孤独のグルメ』の主人公でしょう。個人で顧客のリクエストを受けて海外雑貨を買い付ける仕事の様子が描かれています。
輸入ビジネスの商品やビジネススタイルは千差万別です。
「儲かる商品は？」「ビジネスモデルは？」など輸入ビジネスを検討している方必見！
輸入ビジネスの具体的な成功例からビジネスの組み立て方を解説します。

ショップ・小売りの成功例

「輸入ビジネス」といってまず思い浮かぶのは、海外の商品を日本の消費者に販売する「小売り」ビジネスでしょう。
小売りにもさまざまなビジネスがあります。

インターネット販売

比較的簡単に販売をスタートできるのがインターネット販売です。楽天市場などのオンラインモールへの出店や、メルカリなどへの出品、独立したネットショップの開設などの方法があります。
SNSが多く活用されていて、「北欧、暮らしの道具店」はその成功例です。商品の使用シーンの写真や、詳しい使用感、商品のストーリーなどをInstagramで発信し、ショップにつないでいます。
小売りの仕入れ方法には、海外のメーカーもしくはディーラーとの取引か、海外のネット通販での購入、現地買い付けなどがあります。

リアル店舗

セレクトショップや専門店など実店舗での販売は、店頭で商品を展示してアピールできるのが強みです。
輸入雑貨の「PLAZA」や輸入コスメの「shop in」などの成功例があります。
また、ビーズソファで有名な「Yogibo」も輸入ビジネスの成功例です（日本の販売店によるマーケティングが成功し、後に米国本社を買収）。期間限定のポップアップストアなどで認知度を上げて、実店舗を中心に、オンライン・他店への卸売りなど販路を広げています。
リアル店舗とオンライン販売を組み合わせると、地域に根差しながら日本全国に販売圏が広がります。

体験型販売

商品を体験してもらいながら販売する方法もあります。成功例はボードゲームカフェ。商品の魅力を発信し、販売につなげています。
趣味やスポーツ、ペット用品などのニッチ分野は輸入品が多いカテゴリーです。認知度が低いので、コアなユーザーの深いニーズに応えるビジネスが基本となりますが、気軽な体験を組み合わせることでファンの裾野を増やすことができます。

カフェ・キッチンカー

韓国グルメ・台湾スイーツなどのブームはカフェなどの飲食店から火が付きました。
海外グルメやオーガニックコーヒーなどはカフェやキッチンカーなどで提供すると、気軽に試せて話題に上りやすくなります。

卸売りの成功例

輸入ビジネスのもう一つの重要なビジネスのやり方は、小売店などに販売する「卸売り」です。
小売りより利益が大きく、数量がまとまることから、規模拡大には欠かせません。
仕入れは海外のメーカーもしくはディーラーと取引します。日本の独占販売権を獲得できるとベストです。
エノテカ株式会社は、フランスやイタリアからのワイン、ベルギーからのクラフトビールを輸入し、国内のレストランや小売店へ卸売りを行っています。自社でのワインセレクションに強みを持ち、試飲会やイベントを開催し、飲食業者との強いネットワークを形成しています。

クラウドファンディングの成功例

輸入ビジネスで人気がある方法の一つがクラウドファンディングの活用です。「Makuake」などの購入型クラウドファンディングで新商品を紹介し注文を集めます。
商品をアピールできる点と、受注後に発注することが可能で在庫リスクを避けられるという点が大きなメリットです。
成功例は電動アシスト自転車やポータブル電源など。5億円を超える資金（売上）を集めました。
クラウドファンディングを実施した後は、小売りか卸売りで販売します。

オリジナル商品の成功例

オリジナル商品の企画・販売も輸入ビジネスで成功例が多いビジネスです。代表は「IKEA」や100円ショップなど。
生産はコストが安い中国などの海外工場に委託し、自分のショップか卸売りで販売します。
デザインや機能など「こんな商品が欲しい！」と思う商品を作れるのが魅力です。
他の商品と差別化できれば、価格競争に巻き込まれず利益を確保しやすいというメリットがあります。
デメリットは生産ロットが大きいことですが、ロゴなどオリジナルデザインを印刷するOEM（相手先ブランド製造）では少量からオリジナル商品を作れます。

輸入ビジネスの成功例に学ぼう

輸入ビジネスの成功例から、仕入れ・販売の方法とそれぞれのメリットなどについて解説しました。
輸入ビジネスといってもスタイルは様々です。商品や事業規模などに合わせてふさわしいビジネスモデルを構築することは、ビジネスの成功に欠かせません。
「こんな輸入ビジネスをやってみたい」というイメージが沸いたらお気軽にご相談ください。経験豊かな専門家が輸入のノウハウからお手伝いいたします。