台湾出張の基本情報をチェック!服装・持ち物から交通・土産まで
台湾出張の基本情報は?
台湾は人気の海外旅行先です。「エイビーロード海外旅行調査2019」で5年連続1位。
ビジネスでも日本と関係が深く、半導体関連の会社が集まる新竹など、出張する機会が多いところです。
台湾料理、台湾スイーツ……など、出張に行く楽しみも多い台湾。
日本語表記が多く安心ですが、外国なので環境も習慣も違います。
基本的な情報を確認し、準備を整えて出張を成功させましょう。
台湾の基本情報
時差
時差は-1時間です。日本が12時のとき、台湾は11時。サマータイムはありません。
言語
台湾の公用語は中国語(北京語)です。
漢字の表記は繁体字で、日本の旧字体とほぼ同じです。たとえば台湾は「臺灣」。
台湾語もよく話されています。ほかに客家語などの少数民族の言葉も使用。
日本語も都市部のホテルなどでは通じます。
英語はあまり流ちょうでない人が多いので、取引先と英語で面談する場合には、通常の倍くらいの時間を確保しておきましょう。(話が長めな傾向もあります)
電源プラグ・電圧
台湾の電圧は110V、60Hz。プラグの形は日本と同じAタイプです。
日本の100V、50/60Hz仕様の電化製品はほぼそのまま使えます。精密機器は規格を確認。
台湾のお金
台湾の通貨は台湾元です。元はユェンと発音します。
新台湾ドル(New Taiwan Dollar)ともいい、略称は「NT$」です。「NTD」という表記も見かけます。
通貨コードは「TWD」です。
さらに、紙幣や硬貨には「圓(←円の旧字体)」という表記がある!
こんなに呼び方はいろいろですが、全部同じ台湾元のことです。もちろん日本円や中国元とは別の通貨なので、両替が必要です。
チップは不要。
両替のタイミングは?
台湾はまだ現金がないと困るので、空港などで両替しておきましょう。
日本で台湾元に両替するとレートが非常に悪いので、台湾に着いてから両替するのが鉄則です。
台湾元から日本円へ戻す両替も手数料が高額。少なめに両替するのがおすすめです。
台湾の気候・服装
一年を通して温暖な気候です。
夏は蒸し暑く、台北では最高気温35℃くらい。4-6月が雨季、7-9月は台風シーズンです。
冬は台北で最低気温13℃くらいで、少し肌寒くなります。
服装はどうする?
春から秋までは半袖ですが、夏はクーラーがきついので、長袖の上着が必要です。
ビジネスシーンでも半袖シャツでOK。現地の人は基本的にポロシャツとスラックスなどのカジュアルな服装なので、ネクタイも不要です。
冬は長袖で、薄手のダウンなどの防寒着が必要な日があります。
台湾への行き方・交通
台湾の中心地である台北(タイペイ)には日本各地から直行便が飛んでいて便利です。
主要都市の台中(タイジョン)、台南(タイナン)、高雄(カオシュン)への直行便が出ている都市もあります。
東京から台北には飛行機で約4時間。復路の台北から東京へは約3時間です。
台北の空港
台北には2つ空港があります。東京の成田空港に相当するのが桃園国際空港で、羽田空港にあたるのが松山空港です。
松山空港は台北市内に出るのにとにかく便利。タクシーで10分、地下鉄MRTでも数駅です。
桃園空港と台北市内のアクセスは、MRTで40分弱、もしくはリムジンバスで1時間です。
台北市内やその周辺は朝夕を中心に渋滞がひどいので、空港へは1時間くらい余裕を見ておきましょう。
各都市への行き方
台北から台中・高雄へは新幹線(台湾高速鉄道=高鉄)が出ています。台北から高雄(左営駅)まで最短1時間半。
ほかに在来線の台鉄の特急、高速バスなどがあるので、時間・コストで選ぶといいでしょう。台北の空港から向かうならバスが便利です。
台北から新竹へは台鉄かバスがおすすめ。高鉄の新竹駅は中心部から少し離れています。
台湾出張にビザは必要?
滞在日数90日以内の商用の出張では、ビザは免除になっています。(日本国籍の場合)
但し、新型コロナウィルスの影響による入国制限については外務省のページなどでご確認ください。
短期間であっても、技術指導、機械設備の取り付け・メンテナンス、貨物の検品、研究や開発等の仕事をする場合には、就労の居留ビザが必要なことがあるので事前に要相談です。
入国手続きでは、出入国カード(入境登記表)を提出します。オンラインで事前記入・提出が可能。↓こちら↓から
長期出張は台湾の税金が発生?
台湾の長期出張では、かつて所得税が二重課税されるという注意点がありました。
2015年に日台租税協定を締結。現在はほかの国との協定と同様に短期滞在者免税(183日ルール)が適用されています。
台湾の滞在日数が12カ月間で累計183日以上だと、台湾の所得税が発生します。
給料が日本の会社から出ていても、台湾でした仕事に対する報酬として課税され、台湾で納税するルールです。
台湾の土産
台湾土産といえば、パイナップルケーキ、中国茶(烏龍茶・鉄観音など)、ドライマンゴーなどが代表的。
パイナップルケーキは苦手という日本人も多いですが、こちらがおすすめです!
・佳德糕餅(Chia Te):果物の味が引き立つすっきりした餡で、甘さも油の重さも控えめ。但し、本店以外ではあまり売られていないので、時間がある人向け
・微熱山丘(SunnyHills):日本にも店舗があり人気です。桃園空港や台北101にも店舗があり買いやすいのがポイント
台湾出張の計画例
台湾への出張は2泊3日が一般的で、スケジュールの例は以下の通りです。
1日目:移動。夜は会食、もしくは観光&食事(夜市に行って魯肉飯&担仔麺など)
2日目:仕事。ミーティングなら2-3件。夜は取引先を接待(鼎泰豊の小籠包が王道)
3日目:移動
半日フリータイムがあれば、故宮博物院へ行くチャンス。市内からタクシーで30分くらいです。
持ち物のポイントは?
持ち物はコンパクトに手荷物のみにするのがおすすめ。時間の短縮と疲労軽減になります。
冬の分厚いコートは日本の空港で預け、服はなるべく着回しましょう。
南国なので虫よけや日焼け止め、それにトイレ用のティッシュペーパーが必需品。
それに加えて上で紹介した夏の冷房対策の上着などを準備してください。
台湾出張の準備をしよう
台湾出張で知っておきたい旅の基本情報、出張の計画を立てるために必要な交通やビザなどについて紹介しました。
台湾は親日家が多く、日本語が通じるところが多いなど、出張のハードルが低いところです。
貴重品から目を離さない、生水を飲まないなど、海外での一般的な注意点を守って、台湾出張をエンジョイしてください。
無料でGETする方法