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フランス・パリ出張の移動手段は?パリ市内・空港・他の都市との移動

パリ出張の移動手段は?

パリはヨーロッパで経済規模が1番大きい都市です。
観光で有名な花の都、美食の街パリ。山手線内くらいの面積に観光名所がひしめき、出張でも街歩きを楽しめます。
空港からのアクセス、パリ市内・郊外の移動、パリから別の都市への行き方など、パリ出張のための移動手段を紹介します。

シャルル・ド・ゴール空港との移動

フランス・パリの玄関口はシャルル・ド・ゴール空港です。
成田・羽田空港や関西空港から直行便があり、約12時間半で到着します。
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動手段は、タクシー、シャトルバス、RER(高速郊外鉄道)などです。
所要時間1時間前後。
大きなスーツケースがあると電車移動は大変なので、タクシーかホテルの送迎サービスがおすすめです。
RER(高速郊外鉄道)は安く移動できますが、この区間は途中に治安が悪いところがあり、犯罪が頻発しています。

タクシー

料金は定額です。パリ市内右岸(セーヌ川の北)は50ユーロ、左岸(セーヌ川の南)は55ユーロ。チップ込みです。
タクシーは必ずタクシー乗り場から乗ってください。声をかけてくる客引きは登録されていない白タクです。

送迎サービス

送迎サービスを頼んだ場合は、空港のセキュリティエリアの出口(手荷物検査場から出るところ)でドライバーが待っています。
自分の名前が書かれたボードを見つけたら、声をかけて行き先を確認してください。

空港のシャトルバス

行き先がオペラ座のすぐ近くなら、空港のシャトルバス「Roissybus」(ロワシーバス)も選択肢です。
料金は12.10ユーロ。
以前はほかに「Le Bus Direct」というシャトルバスもありましたが、サービスを終了しました。

パリの移動手段

パリの移動手段には、メトロ、RER、バス、トラムなどの公共交通機関と、タクシー・Uber、そしてレンタル自転車・電動キックボード、レンタカーなどがあります。
電車やバスは路線が多いので、路線図が必携です。
アプリならRATPの「Next Stop Paris」。10言語対応で無料です。

タクシー・Uber

一番簡単なのはタクシーです。
駅や大通りなどのタクシー乗り場で乗るか、タクシーを呼んでもらいます。
タクシーには車の上に「TAXI」のマークがあり、緑になっていれば空車のサイン。
タクシーのほか、配車サービス「Uber」(ウーバー)を使うこともできます。
パリはいつもどこかで工事をしていて渋滞が多いので、時間に余裕を見ておきましょう。

メトロ(地下鉄)・RER(高速郊外鉄道)

メトロは16路線あり、パリ市内・郊外の移動に便利です。
RERはパリ市内と郊外とを結ぶ電車で、A-Eの5路線。
多くの企業が集まるオー・ド・セーヌ県のリュエイユ・マルメゾンに行くにはA線に乗ります。
乗り方は日本の地下鉄とだいたい同じです。改札は切符を入れてから回転アームを押して進む方式か自動扉。メトロには出口改札はありません。
電車のドアは手動のこともあります。

バス・トラム

バスやトラム(路面電車)ではメトロが通っていないところに行かれます。
乗り方の重要ポイントは、乗車したら運転席の近くにある機械にチケットを通して刻印することです。
バスに乗るときには手を挙げて合図し、降りるバス停が近づいたらボタンを押して後方から下車します。
トラムは全部の停留所に停車。降車するときには自分でドアを押して開けます。

料金・切符は?

メトロ・バス・トラムとパリ市内のRERの料金・切符は共通です。
チケットは、メトロ・RERの駅や、RATPマークのあるタバコ屋・キオスク等で購入できます。
硬貨しか使えない自動販売機があるので、多めに準備しておきましょう。

ゾーンで料金が決まる

料金はパリ中心部からの距離でエリア分けした「ゾーン」で決まります。(郊外のRERは別体系)
切符を買うときには、出発駅と到着駅のゾーンを確認して購入します。
パリ市内はゾーン1で、ゾーン1内ならメトロでもバスでも均一料金1.90ユーロです。
公共交通機関共通の1回券「ticket T+」では乗り換えも可能。
乗り換えられる範囲は、メトロ・RER(2時間以内)か、バス・トラム(1時間30分以内)のグループ内のみです。
ちなみに、バス内できっぷを買うと乗り換え不可。料金は2ユーロです。

乗り放題パスが便利

移動が多い、チケット購入が面倒、という人は、乗り放題パスが便利です。
1日券は「Mobilis」(モビリス)。ゾーンによって価格が変わります。
旅行者向け乗り放題パス「Paris Visite」(パリ・ヴィジット)は、1日券から5日券まで4種類。
対象区間は、ゾーン1-3用と、全ゾーン対象で空港バスも含むものと2タイプあります。

パリの交通の注意点

パリの電車やバスでは以下の注意点があります。

うっかり無賃乗車!

切符は乗車区間の分を買い、乗車時に自分で刻印をして、降車時までなくさないことです。
時々検札があり、刻印のある切符がないと無賃乗車として罰金を取られます。
乗り越し精算はありません。

治安に注意

駅の治安はよくありません。切符を買うのに気をとられて、荷物から目を離さないように注意。
スマホも貴重品です。ひったくりやスリには十分に気を付けてください。

別の都市への移動

パリは別の都市への移動も便利です。

フランスの地方都市

リヨンへは飛行機で1時間強、フランス国鉄の高速鉄道TGVで約2時間です。空港の待ち時間を含めると電車の方が早く行かれます。
マルセイユへは飛行機で1時間20分、TGVで3時間15分くらい。
リヨンとマルセイユ行きのTGVが出発するのはパリ・リヨン駅です。行き先が駅名になっています。
リールへはTGVで約1時間。パリの北駅から出ています。
TGVはフランス鉄道SNCFの公式サイトOui SNCFなどから予約可能です。

ヨーロッパ近隣国

パリからは飛行機の直行便が主要都市に飛んでいます。
鉄道網も発達しています。ドイツ・オランダ・スイスや、スペイン・イタリアなど、TGVで直接行くことができます。
ロンドン(ユーロスターに乗車)、ブリュッセル(同タリス)などは電車で2時間前後なので、電車の方が便利です。

パリ出張の移動手段の選び方

パリ出張の移動手段は、メトロやRERなどの公共交通機関とタクシーを使い分けると効率的です。
店頭視察などのときには街の様子を観察しながらメトロで。
取引先に直行するときや、交通機関のストのときにはタクシーが便利です。
早朝・深夜・大きな荷物があるときには安全を重視してタクシーに乗ることをおすすめします。

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