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便利な海外送金の方法は?メガバンク以外の海外送金方法を比較検討

メガバンク以外の海外送金方法とは?

海外送金方法といえば銀行窓口と思い込んでいませんか?
海外送金は手数料が高額。窓口に行くと手間もかかるし、振り込みまでに時間もかかります。
メガバンク以外の海外送金方法には手数料やスピードなどのメリットがいろいろ。
比較して自分に合ったサービスを選びましょう。

メガバンクの海外送金方法

まずは基本となるメガバンクの海外送金方法を確認しておきましょう。
窓口やインターネットバンキングで手続きをして、送金先の銀行口座へ振り込みます。
送金手数料は三菱UFJ銀行と三井住友銀行だとインターネットバンキングで3000円台、みずほ銀行は窓口のみで7500円~。
手続きが完了してから振り込まれるまで2-3営業日くらいかかります。
費用が高いのが難点ですが、窓口で教えてもらえる点がメリットです。

インターネット銀行で海外送金する方法

インターネット銀行でも海外送金を扱っているところがあります。
インターネットで手続きができるので窓口に行く必要がなく、手数料がメガバンクより安めなのが魅力です。
送金限度額は銀行によっても個人口座か法人口座かによっても違いますが、100万円を超える金額を送金できるのは銀行だけです。

電信送金なのでビジネスでも安心

楽天銀行、新生銀行、ソニー銀行などが扱うのは、メガバンクと同様の電信送金です。銀行から銀行への振り込みによって海外送金します。
電信送金は貿易用語でT/Tというよく使われる決済方法なので、ビジネスでも使いやすい海外送金方法です。
(セブン銀行海外送金サービスは別→次章の海外送金サービス参照)

銀行の送金にかかる手数料

銀行から銀行口座に振り込む場合には、以下のような手数料が発生します。
送金手数料:楽天銀行で1000円前後~
受取銀行手数料
・ほかの銀行を経由するときには中継銀行手数料(コルレスチャージ)
この3つの手数料を送金人と受取人のどちらが負担するかは両者の取り決めによります(楽天銀行は指定)。
受取人負担の費用は振り込みの際に送金代金から引かれるので、後からもめないように確認しておきましょう。
ビジネスでは、送金手数料:送金人、受取銀行手数料:受取人、中継銀行手数料は協議、というのが一般的なパターンです。
為替手数料:外貨(ドルやユーロなど)を送金するとき、日本円から外貨に両替する手数料です。
メガバンクは為替手数料が高いので、その点でも手数料が安く済みます。
円貨送金手数料(リフティングチャージ):日本円で送金するときにかかる費用です。

海外送金の手続き

海外送金の方法は国内より複雑です。
まず口座開設が必要。そしてマイナンバーか法人番号を提出して本人確認。
送金に関しても、送金金額などに応じて、送金先や送金目的、原資などの確認があります。
海外送金は「外国為替及び外国貿易法」の適用を受け、テロやマネーロンダリングに使われないようにチェックがあるのです。
口座開設に1-3週間、送金先などの審査に数日、振込に数日かかるので早めの準備が必要です。

振込先の必要情報

振込先の情報も国内より詳細に必要です。
アルファベットで銀行名・支店名、それに銀行の住所と、銀行を識別するSWIFTコード。
受取人の口座番号、口座名義、住所、電話番号。欧州ではIBANという番号も必要です。
SWIFTコードなどは世界共通なので、振込先に聞いて確認しましょう。

海外送金サービスとは?

もう一つのメガバンク以外の海外送金方法が、SBIレミットやTransferWiseなどの海外送金サービスです。
銀行とは別の「資金移動業」というサービスで、送金の上限額は100万円と決められています。
安い手数料で少額を手軽に送れるのがポイント。
個人専用の海外送金サービスもあります。PayPalの海外送金やWesternUnionなど。
ビジネスで使うときには法人・商用OKのサービスを選んでください。

代表的な海外送金サービスの使い方

海外送金サービスの多くは、国際的なネットワークの各国にある口座を使って入出金することで、高額な振り込みを回避して手数料を安くしています。
日本から送金するときには、海外送金サービス会社の日本の口座に入金。入金方法は、窓口やコンビニ、インターネットなどいろいろです。
たとえばアメリカで受け取るときには、海外送金サービス会社のアメリカの口座から出金。出金方法は銀行口座振り込みのほか、受取人に番号を連絡して窓口で受け取ってもらう方法もあり、銀行口座がない相手にも送金できます。
受取人に現地語で対応してくれるサービスもあり、海外取引に慣れていない相手へ送金するのに便利です。
フィリピン、タイ、韓国、中国など、サービスによりそれぞれ得意なエリアがあるのでチェック。
反対に、サービスによっては台湾に送金できないなど、対象エリアに制限があります。

海外送金サービスにかかる手数料

海外送金サービスの魅力はなんといっても送金手数料の安さ。手数料のイメージは以下の通りです。
但し、サービスによって仕組みが違い、手数料が異なるので、具体的な通貨・仕向国・金額でしっかりチェックしてください。(各項目の解説は前章参照)
送金手数料:数百円から
入金手数料:口座に入金するときに銀行の振込手数料などがかかります。
受取手数料:なし(銀行間送金を使うPayforexやNTTドコモなど例外あり)。銀行振り込みの場合は、銀行の手数料がかかります。
中継銀行手数料(コルレスチャージ):なし(同上)
為替手数料:あり。TransferWiseは為替手数料がないのが特徴。
円貨送金手数料(リフティングチャージ):なし
手数料の種類が少なく分かりやすいのも手軽に使えるポイントです。

海外送金サービスの手続き

まず本人確認・法人確認をして会員登録が必要です。
送金可能額が小さいので確認事項は少なめですが、資金源や目的についての確認がある場合もあります。
会員登録に数日かかるので、準備は早めに。
会員登録を済ませれば、早ければ手続き当日に送金を受け取れるところもあります。
すぐ送金できるのも海外送金サービスのメリットです。

メガバンク以外の海外送金方法を比較検討

インターネットでの輸出入や滞在費用の支払いなど、少額の海外送金をする場合の送金手数料は高額に感じます。
メガバンク以外の海外送金方法を比較検討することで、手数料や振り込みまでの時間、手間を削減することが可能です。
送金金額が100万円超の支払いや、信用が大切な取引の送金はインターネット銀行がおすすめ。
海外との取引に不慣れな相手や、とにかく安く早く送りたいときには海外送金サービスがおすすめです。
サービスによって仕組みや手数料が違うので、送金先の国・通貨・金額によって具体的に比較して選んでください。

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