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輸入ビジネスのメリット・デメリット【簡単解説!】

輸入ビジネスのメリットとデメリットを説明する記事中のイメージ画像です。慣れた様子でノートパソコンを操作する人物を俯瞰で写しています。

輸入ビジネスのメリット

輸入のメリットのひとつは、自社が持っていない商品を輸入して、商品ラインアップを増やして、ビジネスチャンスを広げられることです。自社製は強みのある製品に特化して、不足する分野を輸入で補う方式です。
あるいは、競争が厳しくて利益が少ない商品を、諸物価が低い国で生産して輸入することによって、コストダウンが可能になり利益率の向上に役立つことができます。

輸入ビジネスは、輸出ビジネスと比較すると、事務が簡単です。輸出の場合、インボイスをはじめ書類の量が膨大なので、たいていの輸出担当者のデスクは書類があふれています。ところが、輸入の場合は事務が大変なのは海外企業のため、実務はシンプルです。
現在ではインターネットが発達して、居ながらにして海外の生産者と直接連絡がとれますし、会おうと思えば、格安航空券で海外出張ができますから、輸入ビジネスの環境が整っています。

新規事業を開始する場合、輸入ビジネスのリスクは最悪の場合でも商品の全損で済みますので、設備や人員のための多額の借入金は不要で、新規事業としてのリスクは小さいと考えられます。

貿易業務においては英語の書類を扱いますから、輸入のための英語に強い人材が必要になるという考えもあります。しかし、実際に英語が必要になるのは、海外のメーカーとのメールのやりとりだけで会話の必要はほとんどありません。大丈夫です。ネットの翻訳ソフトでなんとかなります。
それでも、現地での買い付けや交渉、商談ということになると、やはり慣れた人に協力を仰ぐ方が確実ですし、結果的に費用対効果がプラスになる場合がほとんどです。

輸入ビジネスのデメリット

輸入ビジネスのデメリットは何でしょうか。よくある問題は不良の問題です。日本であれば、生産工場が比較的近くて、意思疎通が容易なので、詳細な指示と監督が可能ですが、輸入品の生産工場は比較的遠くて、意思疎通に問題がある場合は不良品が出る確率があります。あるいは国内製と比較すると、安定性に欠けるかもしれません。

外国為替の変動がデメリットになる場合もあります。極端な円安になる場合です。米ドルで取引をする場合、円高はドルが安くなるので輸入には有利ですが、円安になるとドル高になって支払う円が多くなるので輸入に不利になります。

外国為替の変動のほかにも、生産国の政治経済の状況や、世界の情勢が影響する場合があります。
あるいはメンテナンスが必要な商品については、輸入前にメンテナンスコストがかかって、当初の計算より利益が下がることもあります。このようなデメリットに注意が必要です。

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