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中国出張の注意点!身を守るための知識、ビザ&出張計画のポイント

中国出張の注意点はほかの国とは違う!

中国は日本の最大の貿易相手国です。
出張に行く機会も多い国ですが、ほかの国の都市に行くのとは違う注意点があります。
うっかりルールに触れると拘束されることも。
気をつけることを見ていきましょう。

中国出張で拘束されないための注意点

中国は一党独裁の社会主義国家です。情報や表現なども国家が管理していて、多くのことが禁止されているので注意が必要です。
麻薬などの違法薬物では死刑執行も。買春で旅行客が摘発されるケースもあります。
軍事関連施設の写真撮影などスパイ行為を疑われる可能性がある行為や、旅行制限がある地区への立ち入りは拘束される危険があるのでやめましょう。
国と国の関係が悪化していると逮捕される危険が増えます。
初めての地方に行くときには、中国国内の事情が分かる人に注意点を教えてもらうことをおすすめします。

移動スケジュールの注意点

中国の道路は大渋滞、フライトは遅延が目立ちます。
上海には浦東(プートン)、虹橋(ホンチャオ)の2つの空港があり、それぞれ東京における成田空港と羽田空港のような位置付けです。
浦東は市内中心部から30kmのところにあり、早ければ車で1時間ですが、市内で渋滞すると3時間以上かかることもあります。
リニアモーターカーや地下鉄なら問題ありませんが、車で移動する場合は、市内移動ならびに高速道路も大渋滞することを予定に入れたスケジュールが必要です。

中国の国内線フライトは必ず遅延する

中国のフライトは大幅遅延がよくあるので、タイトスケジュールを組むと予定が飛んでしまうということが起こります。
特に冬場はPM2.5の影響でフライトの遅延が深刻。
朝からの遅れが蓄積して夕方頃には数時間の遅延になるので、大事な予定の前日に移動しておくなど余裕を持ったスケジュールを組むのが出張の成功のカギです。

中国出張で必要なビザは?

中国出張で日本人のビザが免除されるのは、15日以内の商用の渡航です。
それ以外はビザが必要。就労の場合はZビザ、15日を超える商務・貿易の場合はMビザを日本で取得します。(他にも取得が必要な書類があります)
技術指導や取材、映画や広告の撮影などは短期間でも就労ビザが必要なので注意。
取得日数は約1ヶ月ですが、ビザの種類によっては有効期間が短いので2週間前に申請してください。

ほかにもある中国出張の注意点

ほかにも他の都市とは違う注意点や準備品があります。
・英語はほとんど通じません。アプリなどの中国語翻訳を持っていた方が安心です。
・GoogleのサービスのほかLINEやTwitter、Facebookなどはつながりません。
・レストランで手を拭くためのウェットティッシュや、トイレ用のティッシュペーパーなどが必要。多めに持ち物に入れておきましょう。
・冬場はPM2.5がひどいのでマスクが必須。
・宴会では白酒(パイチュウ)というアルコール度数が40度以上の酒で乾杯(=飲み干すこと)を繰り返す習慣があります。呑みつぶれてスマホや財布をなくす人が多いので、落ちないところにしっかり収納。
・外出時はパスポートを携帯。
・ホテルでは「臨時宿泊登記」をしてもらいます。チェックイン時には一般的にデポジットを預ける(カードでOK)ので、チェックアウト時に要確認です。
・お土産はバラマキではなく、面談相手個人に渡すものを。外観が立派なものが喜ばれます。財布は現金を使わないのでNG。

注意点を意識して安全な中国出張を

中国は近年急速に経済発展を遂げましたが、インフラなどが追い付いていません。
新興国に行くことを念頭に置いて、交通渋滞や遅延などのトラブルに対応する時間は予定に入れておきましょう。
また、中国は強権国家です。ルールを侵害して身に危険が及ぶことがないように、注意点を意識して安全な中国出張にお出掛けください。

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