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ETIAS(エティアス)とは?いつから?ヨーロッパ入国の新ルール

ヨーロッパ入国のルールが変わる!

ヨーロッパの入国ルールが変わります。
ETIAS(エティアス)という事前渡航認証システムがスタート。
いつから開始か、申請フォームの質問事項、などのETIASの最新情報をご紹介します!(2022年6月30日現在)
*過去の案から変更になっています。ご注意ください。

ETIAS(エティアス)の手続きが必要に

EUにビザなしで旅行する外国人は、前もってETIAS(エティアス)の手続きが必要になります。(対象国は下で解説)
一般的な観光や短期ビジネス出張、それに加えてトランジット(乗り継ぎ・乗り換え)も対象です。ETIASもしくはビザを取得していないと欧州行きの飛行機に乗れません。
アメリカのESTA(エスタ)と同様のしくみです。

ETIAS(エティアス)とは?

ETIAS(エティアス)とは正式名称 “European Travel Information and Authorisation System”、日本語に訳すと、欧州渡航情報認証制度の略称です。
ヨーロッパに渡航するための事前認証システムを指しています。

ETIAS(エティアス)とはどんな仕組み?

ETIAS(エティアス)は域外からEU圏に入国する人が事前にインターネット上で申請し、入国OKなら許可の通知が来る仕組みです。
申請フォームの回答内容などによる審査があります。
ちなみに査証(ビザ)ではありません。これまで同様、最初に到着するシェンゲン協定加盟国の空港で入国審査があります。

ETIAS(エティアス)導入の目的は?

ETIAS(エティアス)導入の目的は、テロなどの犯罪防止です。
域外からの入国者の情報を事前に把握することで、外国人による犯罪を防ぎ、不法移民の流入抑制と、合わせて伝染病リスクを減らす効果を狙っています。
旅行者にとっては、事前審査がある分、入国審査が迅速に済むことが期待されます。

ETIAS(エティアス)が必要な国は?

渡航(もしくは乗り換え)にETIAS(エティアス)が必要なのは以下の26カ国です。

アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

欧州域内で自由に移動できる「シェンゲン協定」の参加国が対象です。(今後追加が見込まれます)
スイスなどEU非加盟国も含まれています。
逆にアイルランドのようにEU加盟国でも対象外の国もあります。

ETIAS(エティアス)の申請フォームの内容は?

ETIAS(エティアス)の質問事項には以下のような内容が含まれる予定です。
・申請者の基本情報:氏名、生年月日、出身地、性別、国籍など
・連絡先:住所、メールアドレス、電話番号
・パスポート情報
・最初に入国する国
・職業・学校に関する情報
・申請者のリスクに関する質問(次で解説)

審査の内容は?

申請者のリスクを判断するために、以下のような質問が予定されています。
・過去15年(テロは25年)以内の重大な犯罪歴
・戦争地域国への過去10年の渡航歴
・過去10年に受けた出国命令や強制送還
このほか伝染病や疾患に関する質問もありそうです。
「重大な犯罪歴」は指定された犯罪で有罪(罰金刑も含む)になったものを指しています。
殺人、薬物など様々な違法取引、詐欺や著作権侵害など。交通違反はリストにありません。
これらの回答とパスポート情報により審査が行われます。
「渡航認証拒否」の通知が来たら、訪問先の国のビザ取得が必要です。

ETIAS(エティアス)の取得方法

ETIAS(エティアス)はパソコンやスマホアプリから申請できます。
(本記事の時点では申請フォームはまだ開設されていません)
結果はメールで届きます。
「渡航認証許可」の通知が来ればOKです!

ETIAS(エティアス)取得にかかる時間

申請後、ほとんどのケースでは数分で自動的に結果通知メールが来ます。
個別審査が必要になると最大4週間かかる可能性があるので、早めに申請した方が良さそうです。

ETIAS(エティアス)の取得費用は?

ETIAS(エティアス)申請の費用は7ユーロです。(18歳未満と70歳超の人は無料)
クレジットカードで支払います。

ETIAS(エティアス)の有効期間は?

ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間です。
有効期間中は何度でも入国が可能(但しシェンゲン協定の滞在日数ルールに注意)。
尚、パスポートを更新するとETIASは失効するので、再申請が必要です。

ETIAS(エティアス)はいつから?

ヨーロッパ旅行にはETIAS(エティアス)の申請が必要になります。
これまでと違い事前手続きがいるので要注意です。
開始時期は数回にわたり延期されていますが、現時点では2023年5月運用開始と発表されています。
今回紹介した内容は、開始までに若干変更になる可能性があります。公式サイトなどで必ずご確認ください。

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