上海出張の準備はこれでOK!服装・移動・お土産・中国の注意点
上海出張について知りたい!
上海は出張に行く機会が多い都市です。
中国のビジネスの中心地で、日系の会社も多く進出する国際都市。
その一方で、移動のトラブルやお酒の失敗など、海外出張の失敗談が多いところでもあります。
中国特有の注意点もあり、うかつなことをすると拘束される危険も。
ビザなどの基本情報と、服装や渋滞などの出張計画のヒントなどを紹介します。
事前の準備でトラブルを防いで、上海出張を楽しみましょう!
上海出張の基本情報
・時差:-1時間(日本が10時のときに上海は9時)。サマータイムはなし。
・言語:標準の中国語(普通語)と、方言の上海語。英語はあまり通じないので、中国語翻訳のアプリなどがあると安心。
・電源プラグ:コンセント(差し込み口)は日本のプラグ(Aタイプ)が差し込めるものが多い。
・電圧:220V。ホテルにはシェーバー用の100V対応のコンセントが大抵ありますが、ドライヤーを持参するなら海外対応のものを。
上海出張にビザは必要?
日本のパスポートを持つ人が中国に商用で出張する場合、滞在日数が15日以内ならビザは免除されます。
中国で就労する場合は短期間でもビザが必要。技術指導や取材、映画や広告の撮影なども就労ビザが必要です。
尚、2021年9月現在、新型コロナウイルスの感染拡大により査証免除措置は停止中で、全員ビザ取得が必要になっています。最新情報はこちら→外務省WEBサイト
上海の気候・服装は?
上海の気候は日本と同じように四季があり、梅雨や台風もあります。
温度は大阪と同じくらい。
半袖・長袖・防寒着などの服装選びは、そのとき着ている季節の服装とだいたい同じで大丈夫です。ネットの天気予報で直近の温度をチェックしておきましょう。
ビジネスウェアは日本よりカジュアル。スーツやネクタイは必須ではありません。
男性ならジャケットにスラックス、夏ならジャケットもなしでOKです。
PM2.5は?
中国出張ではPM2.5が心配になりますが、PM2.5が深刻なのは北京など北の地方が中心です。
上海では冬場にスモッグがかかる日があるくらいで、青空が見える日もあります。
気になる人はPM2.5対応のマスクを持参しましょう。
上海のお金事情は?
通貨は人民元(RMB)です。
100元札は偽札が多く受け取らない店があるので、両替ではなるべく少額紙幣にしてもらいましょう。
チップの習慣はありません。
現金は必要?
中国ではキャッシュレス化が進んでいて、現地の人はほぼ現金を使いません。
とはいえ、中国で使えるキャッシュレス決済は、現地発行の銀聯カードか中国のQRコード決済アプリなので、旅行客は現金が必要です。
海外旅行客が多いところではVISAなどのクレジットカードも使えます。
お店では念のため現金やクレジットカードが使えるか確認した方が無難でしょう。
現地のQRコード決済アプリを使いたいという人には、アリペイ(Alipay)の「ツアーパス」(Tour Pass)という海外旅行客向けサービスがあります。
中国に銀行口座がなくてもクレジットカードからチャージでき、どこでも使えるアリペイで支払いができるので便利です。
上海の交通は?
上海への出張計画の注意点は「タイトなスケジュールを組まない!」です。
アポをびっしり入れていると、交通の遅れで「大事な商談に行けなかった!」という大失態を起こしてしまいます。
上海の空港とフライト
上海の空港は、国際線中心の浦東(プートン)、国内線中心の虹橋(ホンチャオ)の2つです。
東京でいえば成田空港と羽田空港にあたり、両方とも日本からの航空便があります。
所要時間は東京→上海の往路が4時間弱、復路が3時間くらいです。
普段は朝昼晩と多くのフライトがあるので、ぴったりの時間で出張計画を組みたくなりますが、それが失敗の元!
中国の飛行機は国内線を中心に大幅遅延することが常態化していて、国際線も遅れます。
特に冬場はPM2.5の影響でフライトの遅延が深刻です。
国内線で地方に移動する場合などには、数時間の遅延を織り込んで余裕を持たせておくと、計画変更で焦ることが少なくなります。
上海市内の移動
車は朝夕や雨の日を中心に大渋滞します。
上海中心部の移動のほか、郊外や近くの都市への移動にも車を多く使いますが、距離から考えるよりはるかに時間がかかるので注意。1kmの距離を抜けるのに1時間かかったりします。
空港への移動も同様です。
浦東は市内中心部から30km、空いていれば車で1時間のところにありますが、渋滞にはまると時間が読めないので早めに空港に行きましょう。
空港にはリニアモーターカーや地下鉄でも行けます。渋滞がないので安心です。
上海出張の注意点は?
上海出張では、中国という一党独裁の社会主義国のルールに注意が必要です。
中国は行動や思想を強権で管理しているので、禁止されていることや疑わしいことをすると、逮捕・長期拘束される危険があります。
特に日本と中国の関係が悪化しているときは要注意。
買春などの違法行為をしない、中国で敏感な問題は口にしない・近寄らないことが鉄則です。
また、インターネット上の情報にも規制があり、GoogleやLINE、Twitter、Facebookなどの海外SNSは使えません。
必要な場合は対応しているレンタルWi-Fiを持っていきましょう。
このほか、失敗が多い白酒(パイチュウ)など、役に立つ中国出張の注意点は↓こちら↓
上海のお土産は?
日本からのお土産は?
上海の面談先に渡すお土産は、個人へのプレゼントを選びましょう。
食べ物には限りません。大きいものや、外観が立派なものが喜ばれます。
日本で一般的な「職場の皆様でどうぞ」は日系企業以外では理解しにくいようです。
日本へのお土産は?
悩ましいのが日本で渡す中国土産です。中国の食品は嫌がる人もいるので、空港の免税店でゴディバを買うと決めている人もいます。
安くて中国らしいおみやげを選ぶなら、以下がおすすめです。
・中国茶:小さい個装パックの茶葉がバラマキ用に大袋で売られている
・パンダクッキー:おいしいのは奇華餅家という香港のもの
・ご当地プリッツ:空港のほか、スーパーでも現地向けのものが買える
・黄飛紅の麻辣花生(スパイシーピーナッツ):スーパーで100円前後。激辛で炒め物にも好適
余裕をもって上海出張を楽しもう
上海出張では渋滞やフライト遅延、お酒のトラブルが起きがちです。
余裕を持ったスケジュールで、トラブルに対応できるようにしておくことがポイント。
仕事をスムーズに成功させて、食事やプチ観光も楽しみましょう!
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