1. HOME
  2. ブログ
  3. 海外の業者から仕入れる手順は?輸入転売で失敗しないための方法

海外の業者から仕入れる手順は?輸入転売で失敗しないための方法

海外業者からの仕入れ手順

輸入転売は個人が手掛けやすく副業にもぴったりのビジネスです。
海外業者からの仕入れで失敗しないためには、どのように進めたらいいでしょうか?
仕入れの手順、チェックポイントを解説します。

仕入れる商品を探す

仕入れの前段階は、仕入れ商品の選定です。
小規模に輸入仕入れをするなら、海外のインターネットモールで探すのが便利。
規模が大きくなってきたら見本市・展示会などでメーカー・卸業者を探すのがおすすめです。

日本の輸入・販売規制を確認

「これ!」と思う商品を見つけたら、商品選びの段階で日本の輸入規制を確認しておきましょう。
輸入禁止品のほか、輸入・販売に許可や届出などが必要な品目が多数あります。

試算で利益を確保

商品を選んだら「安い値段のサイトでポチっと購入!?」
それはいくらなんでもキケンです!
日本のネットショッピングで送料を確認するのと同じように、輸入ではコスト全体を計算するのが重要な手順です。
海外からの輸入では、商品代金以外の費用が国内より高額になります。
配送料や関税・消費税、支払い方法によっては海外送金手数料など。

物流や支払いの条件を確認

商品の支払い以外にどんな費用が発生するかは、取引の条件で決まります。
以下のチェックリストを確認。
☑輸送方法(DHLなどのクーリエ、EMS、船便など)
☑送料・保険料はどのように払うか(送料込み、着払いなど)
☑関税をどちらが払うか(通常は日本到着後に買い手が払う)
☑支払い方法
☑出荷(もしくは日本到着)見込み時期
このほか、ブランド品などでは転売に制限があることがあります。日本で販売することを伝えておくと安全です。

価格交渉にトライ

取引の条件を確認したら、自分で払う分の配送料や税金などを試算して、ビジネスの利益を計算します。
関税の計算方法はこちらの記事で解説しています。

「うーん、売れる値段を考えると利益が厳しいなあ」という場合には、価格交渉です!
注文数量や今後の販売計画などを伝えると交渉しやすくなります。
納期が間に合わないからクーリエで送ってほしい、など条件にリクエストがあるときも気軽に交渉してみましょう。

商品を入念に確認

注文前に、商品のスペックもよく確認してください。
日本の感覚で「大体こんなものだろう」と思い込むと、全然違ってビックリ!ということになります。
まとまった量を仕入れるときには、実物を送ってもらって確認するといいでしょう。
それでも「商品がサンプルと違う」ということもよくあります。
まずは少量を購入し、段階を踏んで量を増やしていくことをおすすめします。

海外の業者をチェック

売り手が信頼できる業者かチェックするのも大切な手順です。
ネットショップで一回きりの購入でも、詐欺サイトに引っ掛かったり、不良品対応をしてもらえなかったりすると、丸々損してしまいます。
住所・電話番号などの記載や、ショップの実績などをチェック。口コミも見てみるといいでしょう。
継続的に取り引きする場合には、販売業者の会社情報を確認。
商品を製造している会社についても確認しておくと安心して販売できます。

契約書が送られてきた

BtoB取引の場合だと、取引開始前に契約書が送られてくることがあります。
普通のビジネス英語とは違う文体で書かれていて慣れないと読みにくいですが、ネットの文例などを参考に内容を確認してください。
同意できないところは修正を依頼して交渉です。
個別契約書(注文確認書)の裏面に契約書が印刷されていることもあります。

いよいよ注文!

取引条件や商品などを確認してOKであれば、いよいよ注文です。
注文書を送るか、ネットショップなら注文ボタンをクリックします。
販売業者から注文を受け付けたという連絡が来たら、注文成立です。
取り決めた通りに支払いを済ませ、荷物の到着を待ちます。
(配送方法によっては到着の連絡を受けて輸入手続きが必要です)

荷物が来たら検品

荷物が届いたら数日以内に検品。仕入れの最後の一仕事です。
箱つぶれなど輸送による問題があれば、段ボール箱などの写真を撮って物流会社に連絡。
商品の間違い、不良品などがあれば販売業者に連絡をします。
インボイスの書類や税金などの領収書は確定申告に必要なので保管しておいてください。
これで仕入れ完了。あとは売るだけです!

海外仕入れで失敗しないための方法

海外仕入れで初めのうちに多い失敗は、「費用が高くて赤字」「日本で売れるような商品じゃなかった」などです。
事故みたいなケースもありますが、多くは事前の確認で防ぐことが可能。
手間や時間は少しかかりますが、海外業者からの仕入れの手順を追って一つずつ確認することで、失敗を回避して効率よくビジネスを運営することができます。

貿易ビジネスの最新情報を
無料でGETする方法
※ご登録いただいたメールアドレスに貿易ビジネス情報を配信します。
※「メールが届きません」というお問合せをいただくことがあります。迷惑フォルダーに届いているケースがあるようです。メルマガ登録直後にシステムから自動にサンクスメールが送られますので迷惑フォルダに届いてないかをご確認いただければと存じます。お手数おかけします。
メールマガジンの停止はお問い合わせよりご連絡下さい。

関連記事